昨秋の四国大会で準優勝した聖カタリナ学園(愛媛)は春夏を通じて初の甲子園へ。
創部5年目の快挙は、17年前の同じ愛媛の済美(創部3年初出場初優勝)を彷彿させます。
済美に続けと燃える聖カタリナ学園野球部!
そこで、今回はセンバツ高校野球に出場する聖カタリナ学園高校野球部メンバー2021の出身中学やシニア一覧表、期待の注目選手・監督など詳しくお伝えします。
Contents
聖カタリナ高校野球部2021メンバーの出身中学・チーム一覧
春のセンバツ高校野球(甲子園)に初出場が決まった聖カタリナ野球部の登録メンバー一覧です。
ベンチ入りメンバー(登録メンバー)の出身中学・出身シニアがこちら!
以下の出身中学・出身シニアの表は左右にスライドできます。
背番号 | 選手名 | ポジション 投打 |
出身中学 出身チーム |
出身地 |
---|---|---|---|---|
1 | 櫻井頼之介(3) | 投手 右/右 |
尼崎中央中 尼崎ボーイズ |
兵庫 |
2 | 足達遥都(3) | 内野手 右/右 |
茨木市立彩都西中 ニューヤンキース |
大阪 |
3 | 堀越璃雄(3) | 内野手 右/右 |
松山市立松山南第二中 松山城西ボーイズ |
愛媛 |
4 | 上田将史(3) | 内野手 右/右 |
松山市立松山西中 松山中央ボーイズ |
愛媛 |
5 | 小澤武門(3) |
内野手 右/右 |
府中市立府中第中 稲城リトルシニア |
東京 |
6 | 川口翔大(3) | 内野手 右/左 |
松山市立余土中 松山中央ボーイズ |
愛媛 |
7 | 石川航大(3) | 捕手 右/右 |
四国中央市立川之江北中 川之江ボーイズ |
愛媛 |
8 | 田代勝也(3) | 外野手 右/右 |
松山市立鴨川中 愛媛松山ボーイズ |
愛媛 |
9 | 高岡唯(3) | 外野手 左/左 |
松山市立城西中 松山リトルシニア |
愛媛 |
10 | 仲田隆晟(3) | 投手 右/右 |
高槻市立如是中 ニューヤンキース |
大阪 |
11 | 井上翼(2) | 外野手 左/左 |
高槻市立高槻三中 ニューヤンキース |
大阪 |
12 | 疋田昂大(3) | 捕手 右/左 |
厚木玉川中 座間ボーイズ |
神奈川 |
13 | 守野剛(3) | 外野手 右/右 |
松山市立垣生中 松山中央ボーイズ |
愛媛 |
14 | 崎野翔太(2) | 内野手 右/左 |
伊方町立伊方中 宇和ボーイズ |
愛媛 |
15 | 尾崎勇太(3) | 内野手 右/右 |
湯山 松山リトルシニア |
愛媛 |
16 | 福井脩介(3) | 内野手 右/左 |
茨木市立茨木北中 ニューヤンキース |
大阪 |
17 | 桃原光汰(3) | 投手 右/右 |
相模原市立相武台中 座間ボーイズ |
神奈川 |
18 | 中山翔貴(3) | 内野手 右/左 |
高槻市立阿武山中 兵庫夙川ボーイズ |
大阪 |
聖カタリナ高校野球部2021の注目選手・展望
聖カタリナ学園高校野球部のセンバツ高校野球大会2021登録メンバーの中より、注目選手をご紹介します。
聖カタリナ野球部2021の注目選手:櫻井頼之介
170cm58kgと小柄ですが、MAX145キロの速球を投げる櫻井頼之介投手。
昨年夏の愛媛独自大会2回戦、新田戦で先発して5失点KOされ悔し涙を流しました。
その悔しさが、躍進の原動力になっています。
昨秋の公式戦では、試合に登板して55回で51奪三振、防御率1.15と安定した投球を見せました。
直球の他に120キロ台の縦、横の鋭いスライダーとチェンジアップ、フォーク、90キロ台のカーブと多彩な変化球があります。
入学当初は、内野手でフィールディングのよいのも武器です。
投手経験が浅いにも拘わらずエースの風格もあり、体に厚みが加わればさらにスピードが出て将来性が期待されます。
聖カタリナ野球部2021の注目選手:川口翔太
聖カタリナ野球部・左のスラッガーとして注目される川口翔太選手。
遠投100m、 50m6.0秒と身体能力があり攻守に躍動感があります。
四国大会では警戒され、3試合で6四死球でした。
それでも、打率は0.440と高打率をマークしました。
練習試合解禁となった6日には2試合連続ホームランを打ち、万全な状態で甲子園に乗り込んで行きます。
聖カタリナ野球部2021の注目選手:高岡唯
続いての聖カタリナ野球部注目選手は、遠投110mを誇る強肩外野手の高岡唯選手。
3番打者として広角に打ち分け、秋は打率0.423を記録しました。
選球眼も良く、勝負強さも魅力です。
強肩を活かし、リリーフにも登板しています。
ポテンシャルの高さを感じさせてくれる選手で、センバツ2021での活躍に注目です。
聖カタリナ野球部2021の注目選手:足達遥都
リードオフマンとして打線を牽引する足達遥都選手。
秋は、打率4割越えで四死球も多く、高い出塁率を残しました。
センバツ2021出場の切符となった四国大会準決勝では、4安打を放ち躍進の原動力になる活躍ぶり。
しかし、1年生の秋にはイップスに陥り苦難も経験しています。
ひたすらの壁投げで徐々に克服していきました。
捕手ながら、三塁手も兼ねる器用さも持ち合わせている聖カタリナ野球部の注目選手です。
聖カタリナ高校野球部2021の監督
聖カタリナ学園野球部の監督は、越智良平監督で1981年生まれ。
出身高校は、宇和島東で大学は早稲田大に進んでいます。
越智監督の高校時代は、名将上甲正典監督のもと3度甲子園に出場!
そして、高校3年時には主将を務めました。
さらに、大学でも主将を務め、4年生で春秋連覇を成し遂げています。
同期に和田毅(ソフトバンク)1つ下に鳥谷敬(ロッテ)青木宜親(ヤクルト)ら蒼々たるメンバーがいました。
卒業後は保健体育科取得のため科目履修生として、2年間大学に残っています。
その後金沢工のコーチ、小松商の部長、小松高(いずれも石川県)の監督に就いています。
小松高では2011、2012年連続ベスト4、2015年には準優勝に導いています。
その後2016年、父が教頭を務めている縁で聖カタリナ学園の監督に就任しました。
2018年春には早速、愛媛県大会優勝、四国大会準優勝に輝いています。
しかし、越智監督は挫折も味わっています。
2019年1月に部員に対して暴言、暴力があったとして7か月の謹慎処分を受けたのでした。
当然、熱血指導の至る行為でしたが、謹慎の期間に「コーチング」について学んだことが監督としての成長につながっています。
今では選手からも「自分たちの意見を聞いてくれるし、考えて行動したことに理解してくれる。」と意志の疎通が成されています。
越智良平監督も「答えを与えるのではなく、答えにたどり着く手助けをする。」とプロセスの大切さを教えています。
聖カタリナ高校野球部2021のチーム特徴・展望
聖カタリナ学園野球部は、創部5年で甲子園出場を決めた若いチームです。
昨秋の愛媛大会は、バランスの良い攻守で圧勝して県を制覇。
続く四国大会も、粘り強く接戦をものにして準優勝に輝きました。
投の柱は、桜井頼之介投手でMAX145キロの直球を軸に安定感があり。
2番手の仲田隆晟投手は、184cmの長身で力感があります。
打撃陣は、プロ注目の川口翔太選手を中心に好打者が並びます。
練習試合解禁となった6日には、冬の間取り組んできた「スイングスピードアップ」の効果が現れ、ホームランも飛び出しました。
複数のポジションを守れる選手が多いのも特徴で、起用の選択肢を広げています。
野手に強肩の選手も多く、投手としても堀越璃雄選手・高岡唯選手は力のある球を投げます。
そんな聖カタリナ学園野球部のキャッチフレーズは「赤い旋風」です。
センバツ高校野球でその赤い旋風が吹くのを期待しましょう。
明豊高校野球部メンバー2021 出身中学・監督 まとめ
聖カタリナ学園野球部2021のメンバーや監督などについて、お伝えしました。
越智良平監督は、宇和島東時代の恩師である上甲正典監督譲りの「打ち勝つ野球」を目指しています。
聖カタリナ野球部は、センバツ高校野球・大会5日目に東海大菅生と対戦。
越智良平監督の野球が、東京の強豪相手にどんな戦いを魅せてくれるのか楽しみです。