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野球

村上頌樹(東洋大学)の経歴・成績!ドラフト・スカウト評価は?

大学生に有望選手が目立つドラフト2020。

村上頌樹選手(東洋大学)もそのひとりです。

高校時代は智弁学園でセンバツ優勝の立役者になった村上頌樹投手。

 

大学では東洋大のエースとして大きく成長しています。

そして、今ドラフトでは上位指名確実と目されるほどに!

そんな村上頌樹(東洋大学)選手の経歴や成績、どんな選手なのかとともにドラフト・スカウト評価についてもお伝えします。

村上頌樹(東洋大学)のプロフィール・経歴

まずは、東洋大学・村上頌樹投手のプロフィールからご紹介します。

村上頌樹のプロフィール

読み方:むらかみ しょうき

生年月日:1998年6月25日生まれ

血液型:A型

所属:東洋大学

ポジション(投打):投手(右投左打)

出身中学:南あわじ市南淡中

出身高校:智弁学園

経歴:賀集少年野球クラブ(小1より)
→アイランドホークス(現淡路ボーイズ)

出身地:兵庫県南あわじ市

では、東洋大村上頌樹選手の実績を見ていきましょう。

村上頌樹投手の経歴:中学まで

村上頌樹投手(東洋大学)は、小学校1年生から野球を始めています。

投手を始めたのは、小学3年生の頃です。

出身中学は、南あわじ市南淡中学。

中学では、アイランドホークス(現淡路ボーイズ)に所属し、3年生の時全国大会のジャイアンツカップに出場しています。

村上頌樹投手の高校時代の成績・実績

1年夏 対明徳義塾戦で甲子園デビュー
2/3回1安打無失点
1年秋 県大会4強 30回 10失点
2年夏 県大会2回戦敗退
2年秋 近畿大会8強 56回 66奪三振
1回戦対神港学園1失点完投
準々決勝対大阪桐蔭9失点敗退
3年春 センバツ
1回戦 対福井工大福井戦 10安打完封
2回戦 対鹿児島実業戦 6安打1失点完投勝利
準々決勝 対滋賀学園戦 2安打完封準決勝 対龍谷大平安戦7安打1失点
(自らのバットで逆転サヨナラ勝ち)
決勝 対高松商戦11回8安打1失点(初優勝)
3年夏 選手権
1回戦 対出雲戦
9回5安打1失点完投勝利2回戦 対鳴門戦
9回8安打5失点敗退

村上頌樹投手の実績といえば、何といってもセンバツ初優勝ですね!

智弁学園を春夏通じて初めて、全国の頂点に導いたのが村上頌樹投手。

5試合47回を一人で投げ抜いての初優勝は、見事なものです。

 

また、失点3(自責2)は驚異的な数字といえます。

四死球12とコントロールの良さが際立った村上投手。

自分のスタイルであるランナーを出しても得点を許さない、粘りのピッチングがの本領発揮しました。

 

夏は、奈良大会を制し春夏連覇を目指し甲子園に出場します。

1回戦出雲戦完投勝利(5安打1失点)しますが、2回戦鳴門戦(8安打5失点)で敗退でした。

 

センバツで活躍した村上頌樹投手でしたが、プロの評価は今一歩のところがありました。

高校生投手に求められる能力として、パワーピッチング・・・。

いわゆる球速・球威ですが、一つのバロメーターとして奪三振があります。

 

空振りの取れる球を持っているか、プロのスカウトが高校生投手に求める最大のポイント。

四球は多くても三振の取れる投手に魅力を感じるもの。

投球のテクニック、コントロールはプロに入って鍛えられると考えられるということもあるんですよね。

 

その観点からいくと、村上頌樹投手は選抜高校野球の優勝投手・好投手であっても・・。

プロのスカウトには「数年後を見てみたい」という状態にとどまったか?!

村上頌樹投手もそれは自覚していて、プロ志望届は出しませんでした。

 

それでもプロのスカウトの脳裏には、そのマウンド度胸の良さと共に「村上頌樹」の名前がしっかりとインプットされたのは確か。

因みに高校時のプロの評価は「下半身を充分に使った安定感抜群のフォームで、ピンチでも内角をぐいぐい攻める強気の投球ができる」でした。

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村上頌樹の東洋大学での成績・実績

東洋大に進んだ村上頌樹投手は、1年春から神宮のマウンドに立ちました。

1年春季リーグは、専修大2回戦の初勝利(5安打完封)を含め、19回2/3登板、2勝、防御率3.66で新人賞を獲得しています。

 

以後、村上頌樹選手の東洋大3年秋までの成績です。

リーグ戦通算:31試合 12勝3敗
172回2/3登板、防御率1.87 三振奪取率 8.44 四死球率2.24

全日本学生選手権 3試合1勝1敗 14回
防御率0.64 奪三振率8.44 四死球率2.24
2019年日米大学野球 1試合 2回 無失点
3年春季リーグ 9試合 6勝0敗 70回
防御率0.77 奪三振率9.00 四死球率1.93
3年秋季リーグ 8試合 3勝2敗 57回1/3
防御率1.26 奪三振率8.32 四死球率2.20

村上頌樹の東洋大学実績でいうと、3年春の大活躍があります。

それまで2つ上の甲斐野央(ソフトバンク)、上茶谷大河(DeNA)、梅津晃大(中日)のドラフト1位トリオが君臨し、

出番のなかったじれったさを晴らすようにエース格として躍動しました。

 

MVP、最優秀投手、ベストナインを獲得し、リーグ優勝に大きく貢献しました。

偉大な先輩からはそれぞれ、甲斐野投手からは「ブルペンでの練習法」、

梅津投手からは「試合に臨む姿勢」、上茶谷投手からは「コースにしっかり決めるところ」を学んだそうです。

 

秋季リーグは疲れからか調子はもう一つでしたが、防御率は1.26(第2位)と安定していました。

大学で成長ぶりを、奪三振率をとってみると、高校時代6.73だった奪三振率は、大学3年間で8.44にあがっています。

これひとつとっても、プロが注目するところでしょう。

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村上頌樹(東洋大)はどんな投手?

ここまで、東洋大学・村上頌樹投手の実績を見てきましたが、さらに分析してみていきましょう。

球速:MAX149キロ

村上頌樹の球種:ストレート

ストレートの球速は、140キロ中盤中盤で回転数は約2650rpmです。

これはプロ平均以上で藤川球児投手(阪神)に匹敵します。

 

腕が縦に振れて肘が柔らかいため、回転数の多い球質の良いボールがいきます。

その為、打者にとっては球速より速く感じる球になるわけです。

村上頌樹の球種:スライダー

約125キロですが、横にすべりながら落ちる感じで決め球に使っています。

日米野球で同僚だった山﨑伊織投手(東海大)から握り方を教わったそうです。

 

村上頌樹の球種:フォーク

回転数が非常に少なく、ジャイロ回転で落差の大きいフォークを放ちます。

甲斐野投手(ソフトバンク)直伝の変化球とあって、こちらも良いものを持っています。

村上頌樹の球種:新スライダー

さらに今年は投球の幅を広げるために取り組んでいます。

斜めに曲げる感覚で速くて大きい変化級です。

たぶんカットボールのような球だと推測されます。

 

また、左打者に逃げる球としてチェンジアップも有効に使っていますね。

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村上頌樹(東洋大学)のドラフト・スカウト評価

東洋大学・村上頌樹投手のドラフト・スカウト評価の声を拾ってみますと・・。

ソフトバンクスカウト

「直球も変化球も自在に操れるコントロールを持っていて大人の投球ができる。直球と同じリリースで投げる変化球に打者は嫌がっていた。」

オリックススカウト

「ある程度完成した即戦力投手。」

ヤクルトスカウト

「140キロ中盤の直球を内外角に投げ分けていた。センバツ優勝投手で大舞台を経験してきている強心臓も強み。」

というスカウトの評価があがっています。

 

しかし、残念なことに9月22日のリーグ開幕戦中央大戦で右前腕の肉離れで緊急降板しています。

おそらく今季の登板は絶望視されています。

 

しかし、プロの評価は変わらないでしょう。

それでも、ここにきて評価をあげてきている投手もいますので多少指名順位は下がるものと思われます。

 

村上頌樹(東洋大学)のプロへの道しか考えていない

村上頌樹投手の特徴は豊富な経験からくる安定感と投球テクニック、抜群のコントロールにあります。

ばったばったと三振を奪うタイプではありませんが、高校時代より三振奪取率は上がっています。

投球術がさらに磨きがかかったということでしょうね。

 

大学に入り、球速もMAX149キロまで上がりました。

以前より、進路はプロの道しか考えていないようでしたし、この時期の怪我は本人もショックでしょう。

ですが、評価も高いですし順位は下がっても指名はあると思います!

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村上頌樹(東洋大学)の経歴・実績・スカウト評価 まとめ

村上頌樹投手大学4年を経て、実践向きの負けない投手となりました。

大学での成長を考えると、高校時代プロ入りを表明しなかったことは正解だったように思えます。

大学進学時、村上頌樹はこのような言葉を残しています。

 

「パワーを養いつつ、持ち味のテクニックに磨きをかけるために大学へ行く。」

正にその通り・・、むしろそれ以上になっていますよね。

怪我は残念ですが村上頌樹投手にはそれを乗り越える精神力があります。

その先のプロでの活躍に期待したいですね!