井上朋也(花咲徳栄)は、甲子園で「スーパー一年生」と騒がれた選手。
超高校級のパワーとうまさを持ったスラッガーは、1年時から注目の的。
そんな桁外れの打撃を誇る井上朋也選手が、着実に成長を遂げてきました。
今回は、そんな井上朋也(花咲徳栄)の出身中学や身長などのプロフィール。
さらに経歴や花咲徳栄での通算本塁打・成績、スカウト評価やドラフト候補に挙がるかどうかなどについてお伝えします。
Contents
井上朋也(花咲徳栄)の出身中学・プロフィール
まずは、井上朋也(花咲徳栄)のプロフィールからご紹介します。
井上朋也選手のプロフィール
読み方:いのうえ ともや
生年月日:2003年1月28日
身長/体重:181cm・80kg
所属:花咲徳栄
ポジション:外野手・三塁手
投打:右投右打
出身中学:市立四条畷中学
出身地:大阪府四条畷市
ニックネーム:モッツァ
では、花咲徳栄の井上朋也選手の経歴も見ていきましょう。
井上朋也(花咲徳栄)の経歴:出身中学・シニア
井上朋也選手は、小学2年生で「畷ファイター」に入り野球を始めています。
ポジションは主に捕手で、投手や遊撃手をすることもありました。
井上朋也選手の出身中学は、市立四条畷中学。
そして、出身シニアは硬式の「生駒ボーイズ」に所属していました。
井上朋也選手ですが、中学生の頃にはポジションが外野手に変わっています。
井上朋也の経歴:1日5本ホームランの離れ業
井上朋也選手ですが、中3時には4番中堅手で春・夏の全国大会に出場!
ジャイアンツカップでは、ベスト16まで進出しました。
また、ボーイズ日本代表として2017世界少年野球大会にも出場しています。
びっくりするのは南大阪大会準決勝で2本のホームラン、続いて行われた決勝でも2本塁打を放っているのです。
すなわち、1日5本のホームランを打つというギネス級の活躍をみせたのです。
おそらく、全国のシニア、高校野球関係者の間では話題になったでしょう。
尚、「井上朋也選手」は中学時代に24本のホームランを打っています。
こちらも凄い記録ですね!
井上朋也の高校での成績・実績
花咲徳栄の井上朋也選手が高校に入ってからの成績・実績がこちらです。
井上朋也の花咲徳栄での実績:入学早々レギュラー入り
井上朋也選手は、中学時代の実績から全国20校ちかくの学校から誘いがあったようです。
その中から、井上朋也選手は埼玉の「花咲徳栄」に入学を決めます。
同校の岩井隆監督が何度も足を運んだことと。
「生駒ボーイズ」の監督と、岩井監督が東北福祉大の先輩・後輩の関係だったことが決め手となったそうです。
花咲徳栄に入学した井上朋也選手ですが、入学するとすぐにレギュラーを獲得!
部員120人以上いる中での定位置獲得ですから、素晴らしいですね。
花咲徳栄は昨年まで5年連続でプロ野球選手を輩出しています。
岩井監督いわく、「大砲がいないと甲子園では勝てない。」
井上朋也選手は、まさにその大砲となる存在といえますね!
岩井監督の頭の中には甲子園優勝と同時に、いかにして選手を鍛えてプロへ送り込むかという考えがあります。
その一人として、井上朋也選手を考えているでしょうね。
井上朋也の花咲徳栄での実績:スーパー1年生/甲子園出場
入学時から期待を背負ってきた井上朋也選手ですが、しっかりと期待に応え結果を出します。
1年春の公式戦では、早くも3本のホームランを放つ活躍ぶり!
夏の予選は18打数6安打、4打点の好成績で優勝し甲子園の土を踏みます。
甲子園では、9打数4安打2打点の活躍でしたが・・・。
2回戦で横浜に6-8で敗れ、姿を消すことになりました。
しかし、初戦の鳴門戦では1年生ながら決勝打を含む3安打2打点の猛打を振るった井上朋也選手。
「スーパー1年生」と呼ばれ、一躍全国にその名を轟かせました。
ただ、期待された秋については残念ながら埼玉大会3回戦敗退。
井上朋也の花咲徳栄での実績:2度目の甲子園は初戦敗退
2年夏は、4番右翼手で30打数13安打1本塁打16打点の活躍。
県予選で、花咲徳栄を優勝に導いています。
しかし、またもや甲子園では早々に姿を消すことになりました。
初戦の明石商戦で、3-4で敗れてしまい初戦敗退・・。
この時の井上朋也選手の成績は、4打数1安打でした。
ですが、ドラフト候補と注目の「中森俊介投手」から外角低めのスライダーを技ありのライト前ヒットを打っています。
お互い同学年でスラッガー、好投手で意識していたはず。
これからもライバルとして競っていくでしょうね。
井上朋也の花咲徳栄での実績:関東大会準々決勝敗退
2年秋は、宿敵「浦和学院」を準決勝で接戦で破り、県1位で関東大会に臨みます!
この時優勝候補に挙げられていたのですが・・・。
準々決勝で「山梨学院」に1-2で敗れてしまいます。
この試合、井上朋也選手は4打数無安打に抑え込まれ悔しい一戦に。
山梨学院の技巧派左腕、吉川大投手の巧な低めの変化球に手も足も出ませんでした。
この時、吉川投手から打てなかった要因は2つ考えられます。
低めの変化球の見極めとメンタル面。
コースぎりぎりの際どい球をカットして、甘いコースを仕留められるか。
メンタルではいかなる時でも平常心で打席に立てるか。
優勝候補として、また、自分が打たねばというプレッシャーも強かったはず。
今後、このメンタル面も課題になるかもしれませんね。
井上朋也(花咲徳栄)の高校での成績・通算本塁打
井上朋也選手の高校(花咲徳栄)でのこれまでの成績は次の通りです。
高校通算本塁打:50本
以下は、秋までの成績です。
通算:28試合 104打数42安打48打点7本塁打
1年春 | 関東大会 2試合 10打数4安打 4打点 1本塁打 |
---|---|
1年夏 | 埼玉大会 6試合 18打数6安打 4打点 |
甲子園 | 2試合 9打数4安打 2打点 |
1年秋 | 埼玉予選 2試合 8打数5安打 11打点 3本塁打 |
2年夏 | 埼玉大会 7試合 30打数13安打 16打点 1本塁打 |
甲子園 | 1試合 4打数 1安打 |
2年秋 | 埼玉大会 6試合 18打数8安打 9打点 2本塁打 |
関東大会 2試合 7打数1安打 2打点 |
井上朋也の通算本塁打(ホームラン)ですが、公式戦の7本を含めて47本のホームランを打っています。
※2年終了時
ちなみに、井上朋也選手は東海大相模の「西川僚祐選手」をライバル視しているようです。
同じタイプなので負けてはいられない。と言っていますね。
互いに良い刺激となり、成長していってほしいです^^
井上朋也(花咲徳栄)の打撃・守備など特徴は?
それでは、花咲徳栄の井上朋也選手がどんな選手なのかさらに詳しくご紹介します。
井上朋也の打撃1:パワーが凄い
井上朋也選手ですが、高校通算47本が示す通り、パワーあふれる強打者であることは間違いありません。
なんといっても、フルスイングが最大の魅力です。
オフの間、花咲徳栄恒例のハンマーでタイヤを叩くトレーニング。
このトレーニングにより、リストが鍛えられ強いインパクトの力強いスイングができています。
その成果で、右方向にも大きな打球を運ぶことができます。
井上朋也の打撃2:広角打法
パワーバッターですが、逆方向にも打てる技術もあります。
昨年の甲子園で好投手の明石商、「中森俊介投手」から打ったヒットが物語っています。
外角低めのスライダーを開くことなく、ライト前にもっていくことが出来る!
下半身の柔らかさがあるからこそできるバッティングです。
井上朋也の打撃3:勝負強さ
花咲徳栄の井上選手で、忘れてならないのがチャンスに強い点です。
井上朋也に打点が多いのが、それを証明しているでしょう。
好機に委縮するタイプと、アドレナリンが沸いてくるタイプといますが・・・。
「井上朋也選手」は間違いなく、アドレナリンが沸いてくるタイプでしょう。
チームにとって、これほど頼もしい存在はいませんね。
井上朋也(花咲徳栄)の選球眼は?
井上朋也ですが、四球が多く粘って塁に出るというタイプではありません。
特に、低めの変化球の見極めには課題を残しているかも・・。
三振がやや多いのも、その点が影響しているかと思われます。
井上朋也(花咲徳栄)の守備
昨秋から、井上朋也は三塁手に取り組んでいます。
プロ入りを見据えた監督の指導かもしれませんね。
肩は強い方なので鍛え方によっては、好三塁手になるかもしれません。
下半身が柔らかくグラブさばきを覚えれば、結構いけるでしょう。
また、井上朋也選手(花咲徳栄)の脚力については一塁到達4.6秒。
際立って脚が速い訳ではありませんが、平均的というところでしょう。
平均レベルといったところでしょう^^
井上朋也(花咲徳栄)のスカウト評価・ドラフトは?
ここまでご紹介してきた井上朋也(花咲徳栄)ですが、プロのスカウトはどんな評価をしているのでしょう。
「常にフルスイングで打ちにいくのがすばらしい。」
「スイングが速くてパワーがあるのでインパクトが強い。三塁手挑戦はプラスです。」
「パワーがあってスピードもある。上位候補です。」
井上朋也(花咲徳栄)ですが、ドラフトでは将来性を買われての指名になるかと思われます。
ドラフト1位指名は無理でも、3位以内には指名されるのではないかと予想しています。
本人も三塁手で指名されるのを望んでいますし、各球団も三塁手でと考えているようですね
現時点では、ロッテ、ソフトバンクが井上選手(花咲徳栄)熱心のようです。
西武も地元ですので、動くかもしれませんね!
井上朋也(花咲徳栄)の成績やドラフト・スカウト評価 まとめ
花咲徳栄の井上朋也選手についてお伝えしました。
花咲徳栄では、昨年まで5年連続プロ選手を輩出していますが、6年続けてプロへ送り出すのは確実では?
ただ、オフの間に課題を克服して、アピールする場となるはずだったセンバツがなくなったのは残念でしたね。
井上朋也選手は、選抜中止を人一倍悔しがったそうです。
それだけ自信があったのでしょう。
主将となって、さらに成長した雄姿を夏にはみせて欲しいと願いますが、まずは無事開催できることを祈るしかないですね。