2019年夏の高校野球全国大会、4季連続で甲子園出場を果たした石川県星稜高校。
その星稜高校で、ひと際注目を浴びているのが奥川恭伸投手。
プロ野球注目の高校四天王の一人。
高校四天王の残り3名は、大船渡の佐々木朗希投手、横浜の及川雅貴投手、岡山の創志学園高の西純矢投手ですが・・・。
地方大会で波乱が巻き起こり、甲子園出場を果たしたのは奥川恭伸投手ただ一人!
今夏の甲子園では、プロ野球、マスメディアの注目が、奥川恭伸投手に集中するのは間違いありませんね。
そこで、今回は星稜・奥川恭伸投手の球種や球速、出身中学・シニアなどこれまでの経歴・ドラフト評価などをお伝えしていきます。
Contents
奥川恭伸(星稜)のプロフィール
🏫高校野球⚾
🧐101回目の夏を彩る注目選手たちhttps://t.co/nrnnRCy0zV
🙋♂️ 奥川恭伸(星稜)
✅ 完成度では高校No.1と評される本格派右腕💪📅 2日目:8月7日(水)第3試合🕐
星稜(石川)- 旭川大(北北海道)#kokoyakyu pic.twitter.com/sFClVN5qgo— ベースボールキング⚾ (@BaseballkingJP) August 6, 2019
奥川恭伸(投手)右投右打
読み方:おくがわ やすのぶ
身長:183㎝
体重:82キロ
生年月日:2001年4月16日生まれ
星稜高校に入ってからの奥川恭伸投手について
奥川恭伸は石川県の名門、星稜入学。
入学2ヶ月後の1年春の北信越大会からベンチ入り。
秋の新チームから主戦投手になり、甲子園には翌年の2年生の2018年、選抜大会に初登場しました!
そこで、いきなりベスト8まで勝ち進み、全国的に注目を浴びることに。
夏の高校野球石川県大会2018を、全5試合無失点の完全Vを成し遂げ春夏連続出場。
しかし、夏の甲子園2018の2回戦。
奥川恭伸投手は「4回から右ふくらはぎがつっていた」そうで、監督判断で途中降板。
試合は8回表を終わって7対1と星稜が済美を大きくリード。
奥川恭伸投手が4回で降板しても、星稜の勝利は間違いないと誰もが思ったその8回裏に番狂わせが起こりました。
済美は、一挙8点を取る猛攻撃で、試合は9対7と逆転。
星稜も負けじと9回表、2点を返し9対9の同点のまま延長戦に突入。
延長13回表、星稜は2点をあげ試合は11対9。
残り3アウトで星稜は勝利でしたが、13回裏、粘る済美、史上初の逆転満塁サヨナラ本塁打を放ち、13対11で星稜は敗退。
甲子園の魔物が現れたような劇的な試合模様でした。
奥川恭伸は「野球人生で一番悔しかった」「自分が最後まで投げていればあんな展開にならなかったかもしてない」と、試合後述べていましたね。
そして、その悔しい想いをバネに3年生となった春の選抜も奥川恭伸は3季連続出場。
優勝候補といわれた星稜は、1回戦の相手・履正社に17奪三振3安打完封。
2回戦でも、星稜・奥川恭伸投手は10奪三振の快投を見せます。
しかし、この試合星稜打線がどうにも振るわず、千葉の習志野の前に敗退。
習志野は優勝を果たしました。
そして、そこからの夏の甲子園2019出場。
勝ちたい想いもひとしおの星稜高校そして奥川恭伸投手。
3年生として最後の甲子園で、今度こそ星稜を優勝へ導こうと気合が入っています。
奥川恭伸の球種・急速
身長183cm、体重82kgの恵まれた体格から投げ込まれる150キロ台の速球が、奥川恭伸は最大の持ち味。
球速は、MAXで158キロ。
本人も、スピードガンが壊れていると思ったほど。
その凄まじい球は、観客からもどよめきがおこります。
ですが、奥川恭伸(おくがわやすのぶ)投手の凄さは、球速に留まりません。
速球1本でおすピッチングではなく、球種も豊富なんです。
奥川恭伸の球種
今日も奥川くんはいい笑顔でした☺️
3回戦進出おめでとう🎉#星稜 #星稜高校#甲子園 #奥川恭伸
20190813 pic.twitter.com/t559ECCo5l— PINK (@seiryou_m) 2019年8月13日
カーブ、スライダー、チェンジアップ、フォークと変化球も豊富で、速球と変化球で緩急の差をつけた、頭脳的な投球術が奥川恭伸は得意な投手です。
- ストレート:MAX158キロ 140キロ以上維持
- カーブ:110キロ
- スライダー:120キロ
- チェンジアップ:120キロ
- フォーク:130キロ
※急速に関しては平均的な数値で記載しています
また、3年春の選抜出場を決定的にした、秋の明治神宮大会で奥川恭伸は3試合に登板!
なんと、防除率0,00、15回と1/3を投げ奪った三振は26と素晴らしいピッチングを披露しました。
更に注目したいのが、四死球がわずかに2と、コントロール、制球力も抜群。
高校生のレベルを超越している投手といえます。
奥川恭伸の出身中学やシニア
奥川恭伸は小学校3年の時に野球を初め、現在も星稜でバッテリーを組んでる山瀬慎之介とは、この頃から一緒に野球をやってます。
奥川恭伸投手の出身中学は、公立の宇ノ気中学校。
中学時代も山瀬とバッテリーを組み活躍。
高校球児では、中学時代は部活の野球部に所属せず、ボーイズやシニアで硬式野球をする選手が多いですが、
奥川恭伸は公立の宇ノ気中学校の野球部で実力をつけ、軟式野球で中学時代に全国大会優勝を成し遂げた珍しいタイプの高校球児です。
高校入学後、軟式から硬式にチェンジしても、すぐベンチ入りしてるのが奥川恭伸選手の非凡さを感じさせられますね!!
奥川恭伸のドラフト評価は?
2019年のプロ野球ドラフト会議の目玉になるであろう奥川恭伸。
既に2年生の頃からプロの世界で投手としての完成度の高さは絶賛されています。
今後プロ志望を奥川恭伸が表明した場合、大船渡の佐々木朗希投手同様、複数球団の1位指名は確実といっていいでしょう。
気になるスカウト(ドラフト)評価ですが・・
以下は読売ジャイアンツ、長谷川国利スカウト部長のドラフト評価です。
今すぐ1軍で投げても、5つぐらい勝つんじゃないか。
引退したばかりの、うちの脇谷スカウトも「すぐプロで投げられる」と言っていた。
変化球の精度もあり、投球の組み立てもできている。
イン、アウト、どっちにもキッチリ投げられる。
高校野球の大会に1人だけ、プロが交じっている感じ。
28年間、スカウトをやっているが、何本かの指に入る。
スピードガンは今の方が出るが、ストライクゾーンに来る球の威力がある。
高校生では、なかなかいない。
角度もあって、球がふけない。
球質もいい。
直球のスピンが効いていて、変化球の曲がりが遅い。
投げ方はともかく(巨人菅野)智之も、そういう感じ。
上体の使い方が柔らかく、投げる瞬間で力を集約するのがうまい。
コントロールもいいしスピード以上に低めのボールがきている。
本当に楽しみな選手です。
引用:日刊スポーツ
奥川恭伸の球種・球速 出身中学のまとめ
高校野球は最大でも全国大会、甲子園出場は5季連続。
2年春から超高校級投手と称された奥川恭伸投手は今夏で4季連続出場。
奥川恭伸投手擁する星稜は、今夏も優勝候補で、奥川恭伸投手も今秋のプロ野球ドラフト会議の目玉選手となるのは確実です。
2019年夏の甲子園では、星稜も奥川恭伸投手も目が離せません。