中森俊介（明石商業）の球種球速・成績は？スカウト評価も！

1年生の夏から甲子園のマウンドを踏んでいる中森俊介投手。

本格派右腕として高評価を得ていて、ドラフト会議が楽しみです。

また、昨年活躍した奥川恭伸投手（星稜→ヤクルト）二世とも呼ばれていますね。

 

高校生ながら完成度が高い投手で、プロ入りしたら案外早く一軍のマウンドに立つかもしれません。

今回は、そんな中森俊介（明石商業）投手の経歴や成績、

球種球速やドラフト・スカウト評価などについてお伝えします。

中森俊介（明石商業）のプロフィール

火曜日の「やさしいニュース」#やさスポ は、#明石商業 #来田涼斗 君と #中森俊介 君を特集#新型コロナ の影響で前例なき年に、
ある″想い“を胸にプロの世界に飛び込もうとする２人に #川北 アナが話を聞きました
『#ドラフト 直前！プロ注目の来田、中森の″想い“』は１０/２日（火）夕方４:５９から pic.twitter.com/eY5StDIEuJ

— テレビ大阪スポーツ (@tvosports) October 18, 2020

では、明石商業の中森俊介投手の経歴などを見ていきましょう。

中森俊介（明石商業）の経歴

中森俊介投手は、小学校3年生の時に「篠山東野球少年団」で野球を始めています。

きっかけは3つ上の兄（竜太さん）が所属していた影響からです。

当時、兄の竜太さんとよくキャッチボールをしていたようです。

 

中森俊介（明石商業）の経歴：出身中学・シニア

中森俊介投手の出身中学中学は、篠山東中学。

中学では、軟式野球部に属しています。

この篠山東中学では、2年途中からエースを担うようになります。

 

この頃、中森投手（明石商）すでに138キロのボールを投げていました。

3年夏からは、三田ボーイズに入り硬球を握っています。

恐らく、高校での硬式球に慣れるために入団したのでしょう。

中森俊介（明石商）での経歴など

そして、高校は明石商業に進みます。

いくつかの高校から誘いがありましたが、決め手になったのは狭間善徳監督の投手指導でした。

 

近年、明石商は松本航投手（西武）、吉高壮投手（日体大ドラフト候補）、山崎伊織投手（東海大ドラフト候補）等好投手を輩出しています。

狭間善徳監督の手腕に依るところが、大きいといえるでしょう。

中森俊介（明石商）高校1年春からベンチ入り

中森俊介投手は入部早々、春からベンチ入りし公式戦への出場を果たします。

そして、春の兵庫大会決勝戦。

対滝川第二戦に先発し、5回6安打1失点の好投でチームを優勝に導きました。

 

明石商1年夏は、兵庫予選で1試合（1/3回）の出場でしたが・・。

甲子園では、1回戦の八戸学院光星戦でデビューです！

 

8-8で迎えた2死1,3塁の大事な場面での登板です！

このピンチは凌のぎますが・・、延長10回2四球からサヨナラヒットを打たれて敗退。

 

結果的に敗退ですが、デビュー登板でいきなり145キロを記録。

中森俊介投手の存在を、野球ファンの脳裏に鮮烈に焼き付けていましたね！

中森俊介（明石商）高校1年秋にエースナンバー

そして、秋にはエースナンバーを付け、31 回1/3を投げ42奪三振の好投で近畿大会準優勝の立役者となります。

中でも、兵庫大会3回戦対滝川戦では、7連続を含む18奪三振、4安打完封をやってのけています。

 

1年生からこれだけの実績を残すのですから、明石商の中森俊介投手が並の投手ではないことは確かですね。

昨年（2019年）は、春夏と甲子園に駒を進め、3期連続聖地のマウンドに立っています。

 

そればかりか春夏連続で4強入りし、明石商強しの印象を強く与えています。

特に夏は2回戦で花咲徳栄（埼玉）、準々決勝で智辯和歌山と優勝候補を破っての進撃で自信を深めました。

 

結局、甲子園では計8試合に登板（先発5試合）53回1/3、5勝（3完投）3敗、47奪三振、防御率2.53を記録しました。

自身も、春の2回戦大分戦で147キロをマーク。

夏は準々決勝八戸学院光星戦で151キロを記録しています。

 

これは2年生として、安楽智大投手（済美→楽天）に次いで、150キロをマークした2人目となる快挙でした。

3度も甲子園の土を踏んでいれば、中森俊介投手にとって甲子園は自分の庭のようなものだったのでしょうね。

 

それだけに4季連続の掛かった今春のセンバツ中止が惜しまれます・・。

中森俊介（明石商業）の成績

中森俊介投手ですが、2019年秋公式戦明石商でのこれまでの成績は次の通りです。

中森俊介（明石商）の2019年秋公式戦 成績

2019年の秋の公式戦の成績がこちらです。

2019年秋公式戦

兵庫2回戦	舞子 1回 1安打 0三振 0失点
3回戦	関西学院 6回 5安打 3三振 1失点
準々決勝	赤穂 5回 1安打 9三振 0失点
準決勝	神戸国際 9回 9安打 9三振 3失点
決勝	報徳学園 3回1/3 6安打 3三振 4失点
近畿1回戦	東山 9回 7安打 11三振 3失点
準々決勝	大阪桐蔭 8回 6安打 8三振 4失点
計	防御率1.96 被安打率7.62 奪三振率9.36 四死球率3.05

 

中森俊介（明石商業）甲子園の成績

続いて、明石商業・中森俊介投手の甲子園での成績がこちらです。

1年夏	八戸学院光星 2回1/3 1被安打 2奪三振 3四球 自責点0
2年春	国士舘 9回 9被安打 10奪三振 1四球 自責点1
	大分 5回2/3 4被安打 7奪三振 0四球 自責点0
	智弁和歌山 9回 8被安打 4奪三振 8四球 自責点3
	東邦 8回 4被安打 9奪三振 4四球 自責点3
2年夏	花咲徳栄 9回 6被安打 6奪三振 0四球 自責点0
	八戸学院光星 2回1/3 1被安打 2奪三振 0四球 自責点0
	履正社 8回 11被安打 7奪三振 4四球 自責点5
3年夏 交流戦	桐生第一 9回 5被安打 9奪三振 4四球 自責点1
計	防御率2.31 被案打率7.07 奪三振率8.09 四死球率3.90 自責点16

 

ちなみに、中森俊介投手はライバルに、神宮大会を制した高橋宏斗投手（中京大中京）を挙げました。

どちらも、ドラフト会議2020で注目選手ですね。

 

中森俊介投手は、このようにいっています。

「昨年秋は完全にフォームを見失っていた。不調で打たれる場面も多かった。

反省して一歩前へ進めたと思う。」

 

今年にかける意気込みも大きかったはずです。

4季連続甲子園のかかったセンバツ中止は残念でしたが、夏の交流戦でさらに進化した姿を披露してくれましたね！

中森俊介（明石商業）の球種球速・特徴は

それでは、もう少し明石商業の中森俊介投手を分析してみましょう。

球速：MAX151キロ

中森俊介投手（明石商）の球種：ストレート

中森俊介投手ですが、持ち球の最大の武器はやはり勢いのある直球です。

MAX151キロ、常時140キロ台で回転数が多く伸びのあるのが特徴！

打者が高めのボール球を空振りしたり、低め一杯のストレートを見逃すことが多いのが証明しています。

中森俊介（明石商）の球種：変化球

スライダー

120キロ台のスライダーは、キレがよく打者の手元で曲がります。

この中森俊介投手のスライダーは、三振もとれる球ですね。

 

チェンジアップ

120キロ台で左打者の外側に落ちて、とても有効な球となります。

 

フォークボール

中森俊介投手のフォークボールは、130キロ前後で落差があり低めに決まります。

かなりの確率で、空振りが奪えますボールとなっています。

中森俊介（明石商）の制球力

中森俊介投手の制球力ですが、ストレート・変化球ともに制球はまずまずといったところでしょうか。

変化球を低めに集めることができるのも、完成度が高いといわれる要因です。

 

変化球の習得には、小6まで習っていたピアノの効果で手先が器用なのが活きているかもしれませんね。

中森俊介（明石商）のマウンド度胸

中森俊介投手の更に注目したい特徴として、冷静なマウンド捌きがあります。

かつての桑田真澄投手（PL学園→巨人）を彷彿させます。

ピンチでも、冷静さを保てる度胸の良さがあります。

 

1年夏の甲子園デビューでいきなり、同点の2死1,3塁の絶体絶命の場面で起用されたのも頷けます。

中森俊介投手の課題を挙げるとすれば、柔軟性でしょうか。

体が硬い点が、今後課題となりそうです。

肩甲骨付近が硬いため、フォームはテークバックが小さくなっています。

 

従って、速球投手としては肘が上がらず胸の張りも弱い気がします。

時折、後半に高目に浮く球があるのも、これが影響しているかもしれません。

 

中森俊介投手本人も自覚していて、スキルアップに取り組んでいます。

それでも、それだけの球を投げるのですから、余程地肩が強いのでしょうね。

中森俊介投手（明石商業）のスカウト評価【ドラフト2020】

さて、では気になる中森俊介投手の評判はどうでしょう。

スカウトの声を拾ってみました！

とプロのスカウトは、中森俊介投手を高く評価していますね。

 

現段階では中日、地元の阪神、オリックスあたりが上位指名候補に挙げています。

甲子園の星ですから、各球団は上位指名しなければ獲得できないのは充分承知していますので、1本釣りする球団が現れる可能性もあるでしょう。

中森俊介（明石商業）の成績・球種球速・スカウト評価 まとめ

ドラフト2020注目の明石商・中森俊介投手について、お伝えしました。

中森俊介投手は、昨年活躍した奥川投手を目標にしています。

動画をよく見てフォームも研究してるのだとか。

 

そんな中森俊介投手（明石商）ですが、スカウト評価も高くドラフト上位指名は間違いないところですね。

どこの球団が指名するか、ドラフト会議2020が本当に楽しみです。