センバツ2021で、その実力をまざまざ魅せてくれた畔柳享丞投手(中京大中京)。
昨年の髙橋宏斗投手に続き、ドラフト1位候補です。.
これから、畔柳享丞投手がどこまで伸びていくか楽しみです。
そこで、今回は畔柳享丞投手の経歴や成績、球種球速・ドラフト評価などを詳しくお伝えします。
Contents
畔柳享丞投手のプロフィール
まずは、畔柳享丞投手(中京大中京)のプロフィールをみていきます!
畔柳享丞 プロフィール
読み方:くろやなぎ きょうすけ
生年月日:2003年5月3日
ポジション:投手
投打:右投右打
身長/体重:178cm/84kg
出身地:愛知県豊田市
50m走:6.2秒
中京大中京畔柳投手 秋季愛知大会 対愛産大三河戦 pic.twitter.com/AVbuQLqvmJ
— 300bamboo (@300bamboo) March 24, 2021
では、畔柳享丞投手の経歴・成績を見ていきましょう。
畔柳享丞投手の経歴:高校まで
畔柳享丞投手ですが、野球を始めたきっかけは2009年の夏の甲子園決勝、中京大中京VS日本文理戦を観戦したことでした。
当時6歳だった畔柳享丞投手は、この試合をテレビ観戦。
優勝した中京大中京のエースで、4番バッターだった堂林翔太選手(現広島)に憧れました。
実は、その堂林選手は同じ小学校の卒業生だったのです。
畔柳享丞:豊田リトルで野球を始める
畔柳享丞投手は、堂林選手が歩んだように小学校1年生から「豊田リトル」で野球を始めました。
一般的にいうと、小学校では軟式から始める選手が多いのですが・・。
畔柳享丞投手は、いきなり硬式からスタートしています。
この時点から、現在の活躍・プロ入りを頭に描いていたのが想像できます。
畔柳享丞の出身中学
畔柳享丞選手の出身中学は、豊田市立竜神中学校です。
そして、中学時代には「SASUKE名古屋ヤング」に所属していました。
畔柳選手は、中学3年生時にはすでにMAX140キロをマーク!
3度の全国大会も経験しています。
U15日本代表にも選ばれ、対オーストラリア戦では3回1/3、無失点6奪三振の好投をみせました。
その好投が認められて、2018年度中日最終戦には始球式に登場。
畔柳享丞選手は、ナゴヤドームのマウンドに上がっています。
畔柳享丞投手の中京大中京高校での成績・実績
多くの高校から誘いがありましたが、畔柳享丞投手はやはり中京大中京に進学しました。
畔柳享丞の成績:1年生夏からベンチ入り
1年生で夏の大会にベンチ入りし、5回戦の対国府戦にリリーフ登板しました。
この時、143キロをマークしています。
しかし、畔柳投手は秋に肘を痛めてしまい、2年夏まで投げられませんでした。
畔柳享丞の成績:2年秋に怪我から復帰
畔柳享丞投手が、怪我から復帰したのは2年秋。
この、2年秋は素晴らしい活躍をみせました。
名古屋地区1次予選の対愛知高戦では、150キロを記録!
県大会3回戦の対愛産大三河戦では、151キロに更新しました。
その勢いのまま、県大会を制し東海大会に進みます。
東海大会でも、畔柳享丞投手好投は続きました!
特に、センバツ2021出場のかかった準決勝対三重高戦では7回1/3までノーヒット。
結局、7回1安打11奪三振の完璧な内容でセンバツ切符を手にしました。
※7-0 7回コールド勝ち
決勝の岐阜商戦は、9回だけの登板でしたが・・3者凡退に退け、その裏の逆転サヨナラ勝ちに繋げました。
※中京大中京 7-6 岐阜商
これで、中京大中京野球部は2年連続東海の覇者になっています。
畔柳享丞投手の2年秋の成績
合計:10試合
49回2/3 27被安打 6失点(自責4)
60奪三振 防御率0.72
という、見事な成績を残しました!
畔柳享丞の成績:センバツ高校野球2021
コロナ禍の中、無事にセンバツ高校野球2021が開催へ。
そのセンバツ2021での畔柳亨丞投手の成績がこちらです。
1回戦 専大松戸戦 |
9回 6被安打 12奪三振 2四死球 0失点 |
---|---|
2回戦 常総学院戦 |
7回 7被安打 7奪三振 5四死球 1失点 |
準々決勝 明豊戦 |
2回1/3 0被安打 5奪三振 0四死球 0失点 |
計 | 18回1/3 13被安打 24奪三振 7四死球 1失点 |
センバツ2021でも、防御率0.49の好成績でした!
中京大中京の畔柳亨丞投手ですが、センバツ2021の明豊戦で肘に違和感を感じたことから、愛知春季大会には登板せず。
夏に向けて、トレーニングに励んでいます。
5月上旬からピッチングを再開とのこと。
ちなみに、愛知春季大会で中京大中京野球部は準々決勝で敗退しています。
畔柳享丞投手の球種球速や特徴は?
本格派の畔柳享丞投手は、フォームに安定感がありコントロールの良さが目立ちます。
球速:MAX151キロ
球種:ストレート、スライダー、ツーシーム、チェンジアップ、カーブ、
遠投:100m
畔柳享丞の球種:ストレート
畔柳享丞投手のストレートですが、MAX151キロ。
常時140~145キロの球速を保持しています。
回転数も2500rpmを誇り、プロ野球の投手でも上位に位置します。
畔柳享丞投手の球種:スライダー・ツーシーム
スライダー
畔柳享丞投手(中京大中京)のスライダーは、120キロ後半。
打者の手元で、鋭く曲がるスライダーを持っています。
ストライクカウントも取れる球で、コントロールも良いですね。
ツーシーム
畔柳享丞投手のツーシームは、130キロ中盤。
右打者の内角に食い込み、詰まらせます。
畔柳享丞投手の球種:チェンジアップ・カーブ
チェンジアップ
畔柳享丞投手のチェンジアップは、120キロ前半でフォークに近い軌道で落ちます。
左打者には、逃げていく感じで有効な球となっていますね。
昨年のエース髙橋宏斗投手(中日)からの直伝のボールです。
カーブ
畔柳享丞投手のカーブは、110キロ前後。
ですが、直球と同じ腕の振りで投げることができます。
畔柳享丞投手の強みは、投手としてのセンスを持っていることです。
牽制、クイックも上手でマウンド上で落ち着きがあります。
終盤でも、球威が落ちないスタミナも武器です。
畔柳享丞投手のスカウト評価は?
プロのスカウトは、中京大中京・畔柳享丞投手をどのように評価しているのでしょう。
「ピンチになればなるほど真っ向勝負していた。メンタルの強さがある。」
「コーナーをつくコントロールがある。冷静沈着に投げられる気持ちの強さがある。」
「3年春でこれだけコンスタントに強いボールを投げられるのは素晴らしい。攻撃的な投球をするし変化球も悪くない。」
「140キロ後半の球を投げられる体、腕の振りが魅力。ランナーを背負った時に向かっていく姿勢は天性のもの。伸びしろを感じた。」
と、プロのスカウト陣は、畔柳享丞投手を高く評価をしています。
特に、投手として大事なメンタルの強さを買っているのが目立ちます。
畔柳享丞投手 亡き祖母との約束
畔柳享丞投手は、2019年に祖母の路子さんを亡くしています。
路子さんは、小学生の頃から畔柳享丞投手の練習を手伝ってくれていました。
祖母の路子さんが、打席に立ち投球練習をしたり打撃練習ではトスを上げてくれていたのです。
センバツ2021には、お父さんが祖母路子さんの遺影を持って応援してくれました。
畔柳享丞投手は、その路子さんと3つの約束をしています。
その畔柳享丞投手と祖母の3つの約束が・・。
・U15日本代表になること
・甲子園で優勝すること
・プロ野球の選手になること
です。
1つ目の約束を果たしました。
畔柳享丞投手は、残り2つの約束を果たすべく頑張っています。
畔柳享丞投手の成績・球種球速 ドラフト評価 まとめ
畔柳享丞投手の成績、球種・球速やドラフト評価などについてお伝えしました。
センバツ2021での好投が、鮮明に焼き付いています。
肘の具合が気になりますが、夏には大丈夫そうで安心しました。
目標としている髙橋宏斗投手に続き、2年連続中京大中京からドラフト1位指名されるか注目です。