秋のドラフト2021候補の高知高校・森木大智投手。
中学時代に、軟式野球で150キロを出したのが森木投手。
しかし、甲子園の晴の舞台にはいまだ立っていません。
今回は、その原石のような森木大智投手（高知高校）の球種や球速・スカウト評価などについてお伝えしていきます。
Contents
森木大智(高知高校)のプロフィール
では、高知高校・森木大智投手のプロフィールをご紹介します。
森木大智 プロフィール
読み方：もりき だいち
生年月日：2003年4月17日生まれ
ポジション：投手
投打：右投右打
身長/体重：184cm/88kg
出身地：高知県土佐市
では、森木大智選手（高知高校）の経歴や成績を見ていきます。
森木大智投手の経歴：高校まで
森木大智投手は、小学校3年生から高岡第二イーグルスで野球を始めました。
高岡第二イーグルスで野球を始めたころは、捕手をしていました。
そして、投手になったのが小学5年生の時。
野球を始める前、保育園の時には同じ高知県出身の阪神・藤川球児投手の火の玉ストレートに憧れていたとのこと。
保育園の頃には、すでに野球選手に興味を持っていたんですよね！
森木大智投手の経歴：出身中学
森木大智投手の出身中学は、中高一貫の高知中学校です。
この高知中学で、中学時代は軟式野球をしていました。
中3時には、春夏全国制覇！(高校野球のセンバツ、選手権に匹敵)
四国総体においては、軟式野球では史上初の150キロをマーク！！
森木大智投手は、「スーパー中学生」と呼ばれました。
正に、中学野球の怪物として君臨していたのです。
森木大智投手の高校での成績・実績
森木大智投手ですが、高校は全国の強豪校からの誘いを蹴り、高知中学の濱口監督が就任した高知高校に進学。
入学早々の4月には、八幡浜高校との練習試合にリリーフで登板し、3回を無失点で抑えました。
この時、MAX144キロ記録しています。
春の四国大会1回戦の高松商戦（2回1失点1奪三振、）には、すでにプロ6球団が視察に訪れています。
1年夏の大会では、準決勝高知商戦にリリーフ登板。
森木大智投手は、4回無失点5奪三振（MAX148キロ）と好投しました。
しかし、決勝の明徳義塾戦ではリリーフで7回3失点で敗戦、甲子園にはあと一歩手が届きませんでした。
1年秋は、肘の故障で県準々決勝高知中央戦のみの登板でした。
森木大智投手の高校での成績：2年秋
2年秋の明徳義塾との県大会決勝で、森木大智投手は自己最速の151キロをマークしています。
この試合、1-1で延長12回日没引き分けになりました。
森木大智投手は、12回170球を投げ7安打12奪三振の力投でした。
なお、再試合には登板しませんでした。（高知0-6明徳義塾）
続く、センバツを懸けた四国大会1回戦高松商戦ですが・・。
制球が乱れてしまい、11安打5失点で敗戦（高知2-5高松商）でした。
森木大智投手の高校での成績：春季大会2021
2021年春季県大会準決勝土佐戦では、リリーフで3回1安打無失点4奪三振と好投をみせました。
決勝の高知中央戦では、3回を無失点に抑え自己最速MAX152キロをマーク！
※試合結果：高知6-0高知中央
続く、明徳義塾との順位決定戦。
再び1-1の延長戦となり13回タイブレークの末、1-2で敗れています。
この試合で、森木大智投手はリリーフ登板。
常時140キロ後半の速球で押し、5回1/3,1失点でした。
森木大智投手(高知高校)の球種・球速や特徴は？
では、森木大智投手(高知)がどんな投手なのか球種球速とともにご紹介します。
| 球種 | ストレート,スライダー,カーブ,スプリット,チェンジアップ,ツーシーム |
|---|---|
| 球速 | MAX152キロ |
| 遠投 | 115m |
| 50m走 | 6.3秒 |
森木大智投手の球種ごとの特徴がこちらです。
森木大智投手の球種：ストレート
森木大智投手の最大の武器は、やはりMAX152キロまで伸びたストレート。
ひと冬超えて、常時140キロ後半の速球は魅力充分ですね。
森木大智投手の球種：スライダー/カーブ
スライダー
森木大地投手は、球速130キロ後半の高速スライダーを操ります。
縦に大きく落ち、打者の手元で曲がり空振りがとれます。
カーブ
森木大地投手は、2種類のカーブを投げます。
100キロ台の緩く大きく曲がるもの、そして120キロ前半のパワーカーブです。
このパワーカーブは、コースに決まればカウント球として有効です。
森木大地投手の球種：スプリット/チェンジアップ/ツーシーム
スプリット、チェンジアップ
スプリット、チェンジアップともに球速130キロ前後。
打者に近いところで沈みます。
ツーシーム
140キロ前後で直球との差がなく、打球を詰まらせるボールです。
森木大智投手ですが、フォームに安定感がありますね。
特に左足を上げた時のバランスの良さと、スムーズな体重移動が印象的な投手です。
森木大智(高知高校)のスカウト評価は？
さて、プロのスカウトは森木大智投手をどう評価しているのでしょう。
阪神スカウト
「モノが違う。1位候補のひとり。」
横浜スカウト
「（センバツに出場した市和歌山の）小園君が柔ならこっちは剛です。力強いイメージ。真っすぐ狙いでも真っすぐで抑えていた。力がある。」
某球団スカウト
「持っているものは一級品、いまの段階でこれだけ投げられれば十分過ぎる」
と、森木大智投手にプロのスカウトも高評価を与えています、
そして、野球解説者の赤星氏。
「軟式で球速150キロ投げるというのは考えられない！」
そして、あの大谷翔平投手（MLBエンジェルス）の入学時より上と大絶賛しているのです。
森木大智投手（高知高校）は、何か無限大の伸びしろを感じますね。
森木大智(高知高校) 母のアドバイスで切り替え
スーパー中学生として、高校入学時から注目されてきた森木大智投手ですが・・。
いろいろ挫折も味わってきたのです。
1年夏には、あと一歩のところで甲子園には届かず、秋には肘痛で登板できませんでした。
そして、満を持して臨んだ2年秋の四国大会では初戦で涙を吞みました。
高松商に敗れた後、沈んでいた森木大智投手にお母さんは・・。
「負けたら仕方ないよ」とさりげなく言ったのです。
この一言が森木大智投手の気持ちを切り替えさせてくれました。
ちなみに、森木大智投手のお母さんは元バレーボールの選手です。
アスリートならではのアドバイスで、気持ちを汲んで厳しくもやさしく励ましてくれたのでした。
森木大智投手は、高校入学以来。
常に「森木は勝って当然」「森木=完璧」という周りの目を気にして結果を追い過ぎていたのです。
特に、高松商戦は抑えなければという意識が強すぎて体の開きが早くなり、コントロールを乱してしまいました。
森木大智投手の母のアドバイスは・・。
「ベストを尽くして負けたならしょうがないよ。結果はあとからついてくるから気楽にやりなさい。」と教えてくれたのです。
森木大智(高知高校)の球種球速・成績・スカウト評価 まとめ
森木大智投手の成績や球種・球速、スカウト評価についてお伝えしました。
高知高校の森木大智投手は、原石を思わせる輝きがあります。
ですが、まだ甲子園での雄姿を見せられていません。
この夏、その最後のチャンスに期待がかかります。
そのためには、宿敵明徳義塾を倒さなければなりません。
高知県予選から、全国の注目が集まりそうです。
