高校女子サッカー選手権2020が迫ってきました。
今年も、未来のなでしこたちの熱い闘いが始まります。
2020年1月3日より始まる「第28回全日本高校女子サッカー選手権大会」。
年々盛り上がりをみせるこの全日本高校女子サッカー選手権。
今年の優勝候補はどこになるのか?どんな選手が活躍するのか興味は尽きません。
そこで、今回は全日本高校女子サッカー選手権2020の優勝予想と展望、注目選手をお伝えします。
Contents
全日本高校女子サッカー選手権2020の優勝予想
全日本高校女子サッカー2020で優勝争いをするのは、どの高校か・・?!
早速、2020年の優勝予想をしてみました!
優勝候補:十文字高校(東京)
※十文字高校 全日本高校女子サッカー選手権2020 2回戦敗退!
1月4日に行われた2回戦 日ノ本学園戦でPKにもつれ込み、PK4-3でまさかの敗退となりました。
優勝予想で真っ先に挙げたいのが、2年前の第25回大会優勝校の十文字高校。
全国高校女子サッカー選手権2020では、優勝候補筆頭と予想!
2019年の高校女子サッカーインターハイでも、優勝校になっています。
2トップの原田えな(3年)とU-16日本代表・藤野あおば(1年)の二人は、特に強力!
また、スピードのある三谷和華奈(3年)が起点となり、チームのリズムを作り出し得点に繋げます。
GKの白尾朱寧(3年)が繰り広げる堅い守りも、十文字の強みでしょう。
チーム力も安定していて今季好調を維持している十文字高校が、優勝に近い位置にいるのは間違いないでしょう。
広島ユース、早稲田大で活躍しFC岐阜、福島ユナイテットFCを経て昨年コーチ、今年から監督に就任したのだ監督のもと、優勝を目指します。
優勝候補:常盤木学園(宮城)
第11回、17回、18回と全日本高校女子サッカー選手権で3度の優勝経験がある常盤木学園。
言わずと知れた高校女子サッカーの名門校ですね。
沖野るりあ(3年)や及川莉子(3年)などタレント揃いの攻撃型のチーム。
その得点力は、やはり頭一つ抜けているのでは?
中盤におけるワンタッチパスなどで連携を強化し、相手のディフェンスを崩す攻撃が素晴らしい。
しかし、今年のチャレンジリーグではいきなり3連敗・・・。
という悔しい経験をしました。
その後、試合の分析、反省、ミーティングを重ねて立て直してきた常盤木学園。
攻撃力が高いので、勢いにのれば留まることをしりません。
ただ、たまに後半ばてるのでそこは注意ですね。
高校女子サッカーの名門校として、今年の常盤木学園は優勝候補として戦える力を十分持っているでしょう。
優勝候補:神村学園(鹿児島)
第13回・14回の全日本高校女子サッカー大会優勝校。
夏のインターハイでは、優勝した十文字高校にPK戦では敗れたものの互角の戦いができ自信をつけました。
攻守ともに安定したチーム力で、今成長を続けているのが神村学園。
夏以降は、課題となっていた決定力向上に取り組んで力を付けてきています。
特に後半のゲームの入り方に重きを置き、巧みな試合運びに磨きをかけてきた!
しばらく、優勝から遠のいてきましたが、高校女子サッカー選手権2020では優勝の座を狙っていけると予想します。
優勝候補:日ノ本学園(兵庫)
2019年の高校女子サッカーインターハイ(総体)の準優勝校。
決勝戦で、十文字高校に敗れて悔しい結果に終わった日ノ本学園。
毎年、好チームを作りあげてくる日ノ本学園ですが、インターハイでは勝ちきれず・・。
高校女子サッカー選手権1回戦では、関東の強豪「前橋育英」を下し波に乗っています。
古賀花野選手を中心に、確かな攻撃力を持ち併せています。
そして、地元開催で士気が盛り上がっているというのも追い風となるでしょう。
事実上の決勝戦ともいえる十文字高校との2回戦も、勝ちきりました。
PK戦にまでもつれ込む接戦でしたが、ゴールキーパー小笠原梨紗選手が2本止める活躍ぶり。
優勝候補筆頭の十文字を下したことで、さらに勢いづいて優勝へとまっしぐらか?!
以上4校をご紹介しましたが、全日本高校女子サッカー選手権2020は強豪校の力が拮抗し混戦となりそうです。
他の高校も、その力には大きな差がないといっても良いでしょう。
勝敗の白黒がつくのはその日のコンディションと、運も影響します。
上記、優勝予想で挙げた4校以外の有力校でいうと・・
前橋育英(群馬)、日ノ本学園(兵庫)、藤枝順心(静岡)、星槎国際湘南(神奈川)、常葉大橘(静岡)あたりでしょうか。
特に昨年、創部5年で王者となった星槎国際湘南の戦いぶりには注目です!
また、くじ運のいたずらで1、2回戦で好カードが実現することとなりました。
前橋育英―日ノ本学園、十文字高―作陽も好カード。
この勝者が2回戦で当たります。
星槎国際湘南―四国学院香川西の好カードの勝者も2回戦で、藤枝順心(予想ですが)と当たります。
あくまで予想ですが2回戦で常盤木学園―常葉大橘も実現しそうですね。
序盤から波乱続きですね。
※前回大会の女王・星槎国際湘南が2回戦敗退、そしてインターハイ2019優勝校十文字高校も2回戦敗退です!
かなりの混戦となりそうです。
全日本高校女子サッカー選手権2020の注目選手
では、高校女子サッカー選手権2020で活躍が期待される注目選手がこちらです。
注目選手:三谷和華奈(十文字高校MF)
スピードがあってロングパスが得意な十文字高校の司令塔。
フィジカル・走力への反省点から、今季は体幹トレーニングを取り入れ、走り込みにより走力の強化に取り組んできています。
80名という大所帯をまとめるキャプテンとして、これらのトレーニングを共にすることでチームワークも高める結果に!
夏のインターハイでも、競り合いながらギリギリの中勝ち取った優勝の座。
冬の高校女子サッカー選手権では、その苦しい展開となった教訓を活かしチームを挙げた取り組みを実践し女王の座に挑みます。
チームを統率するリーダーシップが光り、努力を惜しまぬ十文字学園キャプテン・三谷和華奈選手の活躍に注目です。
注目選手:古賀花野(日ノ本学園FW)
次なる注目選手は、日ノ本学園の古賀花野選手。
FWとして、成長著しいものがありまだまだ伸びるでしょう。
もともとCB、ボランチに適した選手だったのですが、昨年の選手権前からストライカーとして目覚めました。
ポストワークに優れ、強烈な右キックを誇るポイントゲッターです。
マークをされたときも、うまくかわせるよう技術を磨きをかけて、この全国高校女子サッカー選手権2020に挑みます。
試合中には、古賀選手の右足から放たれる強烈なキックに注目!
注目選手:及川莉子(常盤木学園MF)
スピードにのったドリブルを得意とする及川莉子選手。
東北大会では、見事ハットトリックを達成しています。
コンディションの悪い雨中の試合でも難なくプレーできるのも、高いテクニックの成せるところです。
及川莉子選手は、小学生の時から高校は常盤木学園と決めていたそうですが。
その夢をかなえ、有言実行で活躍する点も素晴らしい。
最後の全日本高校女子サッカー選手権ということで、モチベーションの高さも伺えます。
持ち前のスピードと、優れたサッカーセンスで活躍が期待できるでしょう。
選手権でも、あのハットトリックの再現を期待したいですね。
注目選手:沖野るりあ(常盤木学園MF)
球ぎわの強さと抱負な運動量を誇る注目選手が、常盤木学園のMF・沖野るりあ選手。
相手との競り合いに強く、素早く攻撃へのスイッチができる頼もしい存在です。
後半でもしっかり動けるあの運動量も、すごいですよね。
背番号は、姉の沖野くれあ(マイナビベガルタ仙台レディース)が付けていたエースナンバー「10番」を引き継いでいます。
姉妹揃って、サッカーの実力が高くしっかりチームを引っ張る力量が素晴らしい。
一人で展開できる10番になるのが目標で、その進化を高校女子サッカー選手権2020でみせてほしいですね。
注目選手:菊池まりあ(神村学園MF)
すでに「INAC神戸レオネッサ」入りが内定している将来有望な注目選手が、神村学園の菊池まりあ選手。
活躍は少ないながらも、U17代表にも選出された経験あり。
1年生から主力として活躍し、3年となった今はキャプテンとしてチームを引っ張ります。
ドリブルが上手さが光るので、フィールドではその足元の技術にも注目!
監督からの信頼も厚く、身体は小さいながらCBからハーフまでこなせる力を持っています。
高校女子サッカー選手権2020のトーナメント表
こちらが全日本高校サッカー選手権2020のトーナメント表です。
第28回高校女子サッカー選手権の決勝戦は、以下の通り行われます。
試合時間:14時10分キックオフ
組み合わせ:藤枝順心高校 vs 神村学園
優勝候補に挙がった有力校が次々と姿を消す中、神村学園は予想通りに勝ち上がってきました。
藤枝順心と神村学園、どちらが高校女子サッカー選手権の優勝校になるのか楽しみですね!
全日本高校女子サッカー選手権2020の優勝予想・注目選手 まとめ
年々盛り上がりを見せる全日本高校女子サッカー選手権。。
この大会から必ず、未来のなでしこジャパンが誕生します。
優勝候補とともに未来のなでしこの誕生にも、期待しましょう。
また、全国高校サッカー選手権女子2020から東京オリンピックに出場する選手が出る可能性も!
そういった意味で、どのチームが優勝するのかとともに個人の活躍からも目が離せません。
注目選手の中から、一躍脚光を浴びる選手が出てくるかもしれないので要チェックです。