ドラフト2021では、多くの高校生投手の指名が予想されます。
なかでも注目度が高いのが、小園健太投手(市和歌山)です。
センバツ2021でも、優れた才能を披露してくれました!
今回は、その小園健太投手(市和歌山)の球種や球速、成績やどんな投手かとともにドラフト評価もお伝えします。
Contents
小園健太(市和歌山)のプロフィール
第93回選抜高等学校野球大会
近畿(和歌山県)代表・小園健太投手(市和歌山高)について
大渕スカウト部長
「試合をつくる能力に長けている」 pic.twitter.com/xVwf3dNdUp— Fighters☆SPIRITS α (@hnhfspi) March 23, 2021
まずは、小園健太投手(市立和歌山)のプロフィールからご紹介します。
小園健太 プロフィール
読み方:こぞの けんた
生年月日:2003年4月9日生まれ
ポジション:投手
身長/体重:184cm/90kg
ポジション:投手
投打:右投右打
出身中学:貝塚市立第一中
出身地:大阪
では、市和歌山の小園健太投手の経歴・成績を見ていきましょう。
小園健太投手(市和歌山)の経歴
市立和歌山の小園健太投手が、野球を始めたのは小学1年生(中央小学校)の時。
軟式野球チームの「R・I・C・Aクラブ」で、野球を始めます。
この「R・I・C・Aクラブ」は、広い範囲から選手が集まる強豪チームでした。
小園健太投手は、R・I・C・Aクラブで小学5年生の時から投手でプレーしています。
小園健太の経歴:中学で貝塚ヤングに入団
小園健太投手の出身中学は、貝塚第一中学(貝塚一中)。
中学では、硬式野球チーム「貝塚ヤング」に入団しました。
この「貝塚ヤング」も、全国的にも名が通った野球チームです。
小園健太投手は、貝塚ヤングで3度の全国大会に出場し、内1度は優勝に輝いています。
この貝塚ヤングを率いているのは、ヤクルト川端慎吾選手のお父さんなんですよね。
「貝塚ヤング」からは、バッテリーを組む松川虎生選手、川島碧生選手、杉本明弘選手が同期で市和歌山に進学。
センバツ光孝野球2021にも、スタメン入りしていました。
小園健太(市和歌山)の高校での成績・実績
小園健太投手(市立和歌山)の高校に入ってからの成績・実績がこちらです。
小園健太 高校での成績:1年春からベンチ入り
小園健太投手は、市和歌山高校に入学すると春からベンチ入りを果たしました。
初登板は、春の県大会でいきなり強豪・智弁和歌山を2回無失点に抑えました。
その年の夏の大会には、リリーフで3試合に投げています。
1年秋の成績
2回戦・初芝橋本戦6回1失点、準々決勝桐蔭戦3回4失点でした。
小園健太 高校での成績:2年生時
市和歌山2年生の6月・大阪桐蔭戦で、小園健太投手はMAX152キロをマーク!
夏の甲子園は、中止でしたが和歌山で独自大会が開催。
その夏の独自大会では、3回戦・智弁和歌山戦にリリーフ登板、4回2安打無失点の好投をみせました。
主戦となった2年秋の県大会・準決勝智弁和歌山戦では、4失点ながら完投勝利を果たしました。
決勝の和歌山東戦では、リリーフ登板で見事優勝しています。
続、近畿大会2回戦・東播磨戦は9回11奪三振の好投。
準々決勝で、再び相まった智辯和歌山を4安打完封で退けベスト4に!
準決勝・智弁学園戦は、試合には敗れましたがリリーフで4回6奪三振無失点と素晴らしい投球を見せました。
秋の公式戦の成績
11試合に登板して68回1/3、13四死球、80奪三振、被安打44、
失点8という活躍ぶりでした。
小園健太 高校での成績:センバツ2021
今春のセンバツでも、小園投手は好投を見せ注目を浴びました。
もう少し見たかった・・と惜しまれつつ、センバツ3回戦敗退・・。
第93回 センバツ2021の成績
初戦:県岐阜商戦は4安打9奪三振完封
2回戦:明豊戦はリリーフで5回3安打5奪三振1失点
合計
14回 防御率0.64 被打率4.50 奪三振率8.36 四死球率5.14
ちなみに、2020年の秋季大会の小園健太投手の結果はこちらです。
2020年秋季大会
6試合 46回 防御率1.17 被打率6.26 奪三振率9.78 四死球率2.15
小園健太投手の球種球速 どんな選手?
市立和歌山高校の小園健太投手の球種・球速や特徴を見ていきます。
球速:MAX152キロ
遠投:120m
50m走:6.6秒
MAX152キロの速球もさることながら、優れた投球技術を持つ投手と言えます。
安定したフォームで滑らかな体重移動、しっかり肘も上がり腕もよく振れている投手です。
小園健太(市和歌山)の球種:ストレート
MAX152キロの速球も注目されますが、回転数の高さが群を抜いています。
2500rpmに迫り、プロでもトップレベルの高さです。
そのため市和歌山・小園投手の常時140キロ前半の直球には、伸びがあります・
小園健太(市和歌山)の球種:ツーシーム
小園健太投手は、スプリット系とシュート系の2種類のツーシームを使い分けています。
共に130キロ後半のスピードで、直球との差があまりありません。
その為、打者からは直球の軌道に見え、手元で変化するため空振りやゴロになる確率が高くなります。
小園健太(市和歌山)の球種:スライダー・カーブ
小園投手のスライダーは、130キロ前後の球速で縦に鋭く変化します。
最も空振りの取れるボールといえますね。
続いて、小園健太投手のカーブですが・・。
110キロ台の緩い球で、タイミングを外します。
市和歌山高校の小園健太投手ですが、速球でバッタバッタと三振の山を築くというよりも、コントロール良く凡打で打ち取っていく安定感があります。
今季の高校生では、最も完成度が高い投手と言ってもいいでしょう。
小園健太(市和歌山):家族の支えも大きい
小園健太投手がここまで成長できたのは当然、家族の支えがあったればこそです。
市和歌山高校は寮がないため、小園健太投手は毎日通学しています。
お弁当づくりも大変で、母優佳さんは毎朝4時に起きて6食分の弁当、間食をつくっています。
それでも、母の優佳さんは全く苦にならないそうです。
息子の成長ぶりをみれば、疲れも吹っ飛ぶのでしょう。
父・宏幸さんは、朝夜と小園健太投手を駅まで送り迎えしています。
小園健太投手も、両親には感謝の念を忘れません。
センバツが決まった時は、真っ先に両親に報告したそうです。
親子の絆は、深いものがありますね。
余談ですが、そんな小園健太投手は、幼稚園年長から小学校6年まで書道を習っていました。
なんと腕前は10段だそうです!
今年の書き初めには、「負けない投手」と筆を記しています。
きっと書道での集中力も、ピッチングにも活かされているのでしょうね。
小園健太(市和歌山)のスカウト評価は?
プロのスカウトは、市立和歌山・小園健太投手をどのように評価しているのでしょう。
「同じ腕の振りで内側外側も空振りが取れる。150キロ出るでしょう。楽しみです。」
「いろんな球種が投げられる、最後は疲れていても三振が取れるし、ツーシーム、チェンジアップでゴロを取れる。」
「すべての球において一級品。もちろん1位候補。断言します。1位じゃないと獲れません。」
「高校生の中で右の本格派と言えば最初に名前を挙げたくなる。」
と、どのスカウトも小園健太投手に高評価を与えています。
今秋のドラフト2021の目玉になるのは、間違いありません。
小園健太(市和歌山)球種・球速・成績 まとめ
市立和歌山の小園健太投手について、詳しくお伝えしました。
小園健太投手は、今年の高校生NO,1投手との呼び声の高井投手。
センバツでは2回戦で姿を消し少し淋しい気もしましたが、それでも充分その実力を見せてくれましたね!
夏、さらに成長した雄姿を見るのが楽しみです。