2020年甲子園高校野球交流試合が、8月10日~17日に開催されます。
センバツ高校野球出場予定だった32校による甲子園交流戦!
3年生にとっては、幻になりかけた高校生活最後の甲子園での試合が交流試合ですが実現へ。
力を出し切り、仲間とのいい思い出に繋げてほしいところ。
今回は、そんな甲子園交流試合2020の注目カード・注目試合第2弾として、後半の8月15日~17日の好カードについてご紹介します。
甲子園交流試合、後半の8月15日~17日の3日間も注目カード目白押しです!
Contents
甲子園センバツ交流試合2020の注目カード:星稜vs履正社
2020甲子園高校野球交流戦の後半戦の注目カードですが・・。
大会4日目の星稜vs履正社ですね!
試合日程/時間:8月15日/10時00~
昨年の夏の決勝戦の再現が実現しました!
星稜・履正社とも思い入れはあるでしょう。
実はこのカード、昨年のセンバツでも対戦しるんですよね。
昨春は星稜、昨夏は履正社そして今夏はどちらに軍配があがるか楽しみです。
星稜は昨夏の甲子園で活躍した知田選手、内山選手が牽引!
履正社は中軸の小深田選手、関本選手を中心に切れ目のない打線を形成しています。
両校とも投手陣の層も厚く、激戦となりそうです!
星稜野球部の戦力
「今年は打のチーム」と、星稜の林監督は言っています。
昨年の遊撃手から捕手に転向した内山選手が、チームをまとめている星稜高校。
打線には、そのプロ注目の内山を筆頭に勝負強い打者が並びます。
さらに今井選手は、昨夏の仙台育英戦で満塁ホームランを放っていますが、秋の石川大会決勝でも再現しています。
星稜の満塁男として、頼りがいのある存在ですね。
甲子園経験豊富な荻原投手は、MAX141キロのストレートと変化球にキレあり。
寺西投手は、186cmの長身から投げ下ろす直球に威力があります。
林監督は、2人で昨夏活躍した奥川選手(現ヤクルト)の分をカバーできると語っています。
星稜の注目選手:内山壮真
内山壮真 プロフィール
読み方:うちやま そうま
所属:星稜
身長/体重:172cm/75kg
ポジション:捕手
投打:右投右打
1年春からベンチ入りし、3番遊撃手で2018年・2019年の甲子園に出場しています。
チーム事情で捕手に転向しましたが、捕手としても注目される選手となっている内山壮真選手。
左右に長打が打てる選手で、昨夏も2本スタンドに運んでいます。
遠投100mの強肩に加え、素早い送球にも評価が高いものがあります。
8/2の試合では途中から遊撃手として出場!
巨人スカウトは、「ショート、捕手ともに高いレベルにある。」と評価しています。
星稜の注目選手:荻原吟哉
荻原吟哉 プロフィール
読み方:おぎわら ぎんや
所属:星稜
身長/体重:172cm/73kg
ポジション:投手
投打:右投右打
昨年のエース奥川選手から、一番弟子としてアドバイスを受けてきたのが荻原選手。
甲子園の経験も豊富で、桑田(元巨人)に憧れています。
体重も秋から5キロ増えボールにも、力がついてきました。
内山選手とは、中学からのバッテリーで軟式野球出身、2年夏、3年春と全国制覇という経歴があります。
履正社野球部の戦力
昨夏は、打撃が目立ったチームの履正社高校野球部。
今年は、好守のバランスがいい好チームになっています。
主将の関本選手が、チームをまとめています。
また履正社は、全国制覇した昨夏のマウンドを経験した岩崎投手が健在!
秋は49回を投げ、防御率1.65、四死球11と安定感があります。
関本選手との呼吸もピッタリで、投打の軸になっています。
履正社の注目選手:小深田大地
小深田大地 プロフィール
読み方:こふかた だいち
所属:履正社
身長/体重:178cm/89kg
ポジション:三塁手
投打:右投左打
昨年の夏は、甲子園で25打数9安打と結果を残しています。
強肩強打の内野手で、通算34本のホームランを打ちその長打力が魅力です。
下級生の時から主軸を打ち、8/3の試合には多くのスカウトが足を運んでいます。
センバツ甲子園交流試合では、長打を見せてくれることを期待したい!
オリックススカウトは、「少ないチャンスの中で結果を出しているところは素晴らしい。」と言っています。
履正社の注目選手:関本勇輔
関本勇輔 プロフィール
読み方:せきもと ゆうすけ
所属:履正社
身長/体重:175cm/84kg
ポジション:捕手
投打:右投右打
二塁送球1.82秒の強肩強打の注目捕手・関本勇輔選手。
元阪神・関本賢太郎氏を父親にもっています。
試合を観た父から「背中が丸くなっている。背筋を伸ばせ。」とアドバイスを受けたのだとか。
早速7/27の試合では、ライト前にヒットを放っています!
阪神スカウトは「広角に打ててバットコントロールがいい。」と言っていますね。
父譲りの勝負強いバッティングが魅力で、センバツ交流試合でもバッティングに注目です。
甲子園センバツ交流試合2020の注目カード:桐生第一vs明石商業
甲子園交流試合での続いての注目カードは・・。
大会5日目の桐生第一vs明石商業です。
試合日程/時間:8月16日/10時00~
桐生一(桐生第一)は、秋の公式戦で8試合で72得点の打線が強みのチームです。
中軸の中島選手、廣瀬選手には長打力があります。
明石商の好投手・中森選手をどう攻略するか注目です。
明石商は、昨年の春夏と連続甲子園でベスト4入りしています。
投の中森選手、打の来田選手と柱になる選手がいるのが強みです。
甲子園経験者の多い明石商が優勢ですが、桐生一としては中森投手の立ち上がりを攻めて先取点を奪いたいところです。
桐生第一野球部の戦力
制球のいい左腕技巧派の宮下投手と、成長著しい本格派右腕の蓼原投手の2本柱です。
打撃陣はバリエーション豊富な攻撃力が光ります!
先日閉幕した代替の高校野球群馬大会では、決勝で健大高崎を破り優勝!
2008年以来の12年ぶり優勝を成し遂げ、夏の大会で勝てずにいた健大高崎に勝利しての優勝で勢いもついているでしょう。
群馬大会 夏の高校野球2020の結果速報!日程・組み合わせも!
昨年の関東大会では、優勝候補の桐光学園に中島の満塁ホームランなどで打ち勝っています。
また、準決勝の山梨学院戦では、5得点中3点をスクイズでとるという手堅さをみせていました。
桐生第一は、接戦に強く粘りを発揮するのも特徴で甲子園交流試合では粘り強いプレイに注目です!
桐生第一の注目選手:宮下宝
宮下宝 プロフィール
読み方:みやした たから
所属:桐生第一
身長/体重:175cm/73kg
ポジション:投手
投打:左投左打
打たせてとる桐生第一の技巧派左腕です。
直球は130キロ台でも、チェンジアップを決め球に持ち味のコントロールで勝負します。
高校生では珍しいナックルカーブも武器になっています。
目標としているのは、同じ左腕の元オリックスの星野投手。
遅い球でも、三振を取れる投球術を習得しようと、懸命に映像を見て研究をしています。
宮下投手は、この遅い球を強味に戦います!
桐生第一の注目選手:蓼原慎仁
蓼原慎仁 プロフィール
読み方:たではら しんじ
所属:桐生第一
身長/体重:180cm/75kg
ポジション:投手
投打:右投右打
昨年の秋以降、急成長を遂げた注目の本格派右腕・蓼原投手。
母が、ロシアのハーフでかのスタルヒン投手を彷彿させます。
蓼原投手は、父からスタルヒン投手の話を聞き野球を始めたのだとか。
秋の県大会では背番号10番、関東大会では18番と控えで出番はありませんでしたが、冬のトレーニングを経て、著しい成長をみせています!
球速も、5キロアップして144キロまでに。
今では、プロも注目する投手にまで成長しています。
エースナンバーは、宮下投手が背負うことになりそうですが・・。
蓼原選手の登板も楽しみです!
明石商業野球部の戦力
中森選手、来田選手というプロ注目の選手を擁し、全国でもトップクラスの戦力を誇るのが明石商業野球部。
中森投手に次ぐ、二番手の中野投手も変化球にキレがあり安定しています。
主軸の来田選手、植本選手、福本選手には長打力があり、チーム全体として機動力も持ち合わせています。
甲子園連続出場でチームに落ち着きがあり、どんな展開でも対応力があります。
甲子園交流試合では、その戦いぶりに注目です。
明石商業の注目選手:中森俊介
中森俊介 プロフィール
読み方:なかもり しゅんすけ
所属:明石商
身長/体重:182cm/88kg
ポジション:投手
投打:右投右打
ドラフトでも、目玉となる全国でも屈指の本格派右腕の注目選手が中森俊介投手。
1年春からベンチ入りし、甲子園でも5勝をマーク!
MAX150超の直球に加え、スライダー・チェンジアップも一流のものがあります。
巨人スカウト:「1球1球の質が高い。球種も豊富でレベルが高く、先発タイプで将来ローテーションの柱になり得る。」
ヤクルトスカウト:「変化球の精度が高い。高校生ではトップクラスの投手。」と高い評価をしています。
明石商業の注目選手:来田涼斗
来田涼斗 プロフィール
読み方:きだ りょうと
所属:明石商
身長/体重:178cm/78kg
ポジション:外野手
投打:右投右打
高いレベルの好打者として、12球団がマークしてる注目選手。
左右に打ち分けるミート力、高校通算32本塁打(昨秋まで)のパワー。
さらに、50m5.9秒の俊足、遠投100mの強肩と超高校級の選手が来田涼斗選手。
昨年のセンバツ智弁和歌山戦では、史上初の先頭打者ホームランとサヨナラホームランをやってのけ・・・。
来田選手は、大舞台に強い度胸も持ち合わせています。
巨人スカウトは、「パンチ力があり馬力が頼もしい。」
オリックススカウトも、「体も軸がしっかりしていてスイング力がある。」と評価しています。
甲子園センバツ交流試合でも、来田選手の超高校級のプレーに注目です。
甲子園センバツ交流試合2020の注目カード:東海大相模vs大阪桐蔭
続いて、甲子園交流試合の注目の好カードが・・。
大会6日目・最終日の東海大相模vs大阪桐蔭戦!!
試合日程/時間:8月17日/10時00~
東西の横綱同士の対戦が、最終日に実現しましたね!!
決勝戦といっても異論はないカードでしょう。
東海大相模は秋の公式戦で、9試合で92得点をたたき出した強力打線が強み。
経験豊富な鵜沼選手、西川選手、山村選手らタレントが揃いで層が厚い。
今大会でも注目度の高いチームであることは確か。
大阪桐蔭は、強打の西野選手、左腕藤江投手・右の関戸投手と投手陣も全員140キロ超というハイレベルな選手が揃っています。
東海大相模の強力打線対大阪桐蔭の投手陣という構図ですが、ロースコアなり打撃戦になっても接戦が予想されますね。
それと注目されるのはこの両校から数年後、何人かの選手がプロで第一線で活躍しているはずです。
記憶に留めておきたい注目カードとなるでしょう。
東海大相模野球部の戦力
プロ注目の選手が揃ったタレント軍団が、東海大相模野球部。
なかでも打撃陣のレベルが高く、鵜沼、加藤、山村、西川のカルテットは群を抜いているといっても過言ではないでしょう。
4人で、なんと156本(昨秋まで)の通算本塁打を放っています。
恐らく高校野球史上、最高の数字でしょう。
伝統の「アグレッシブ・ベースボール」は健在で、果敢な走塁、機動力もあります。
投では、長身から角度のある球を放る左腕・石田投手が主軸で、キレのある多彩な変化球が持ち味の左腕・諸積投手。
さらに、右の本格派・山村投手と豊富で、打撃だけでなく投手陣にも注目です。
東海大相模の注目選手:西川僚祐
西川僚祐 プロフィール
読み方:にしかわ りょうすけ
所属:東海大相模
身長/体重:186cm/95kg
ポジション:外野手
投打:右投右打
スイングスピードが速く、パワーあふれた打撃が魅力の東海大相模の西川僚祐選手。
秋の公式戦は打率0.529、4本塁打17打点と打ちまくり状態!
1年夏、初めて4番に座った試合で両翼92mの球場をはるかに超える場外弾を放ち注目を浴び始めました。
しかし、夏の甲子園では8打数無安打におわり、悔しい思いをしました。
その悔しさを忘れまいと、帽子のツバには4-9とその試合のスコアが記されています。
地元横浜のスカウトは、「力感を感じさせないのに遠くに飛ばせるのはすごい。素晴らしい才能だ。」とベタ褒めしています。
東海大相模の注目選手:山村崇嘉
山村崇嘉 プロフィール
読み方:やまむら たかよし
所属:東海大相模
身長/体重:178cm/80kg
ポジション:遊撃手・投手
投打:右投左打
遠投115mを誇り、通算本塁打も45本を数えます。
7/19の練習試合では、木製バットで右中間にホームランを打っています。
詰めかけた4球団のスカウトを唸らせた東海大相模の注目選手・山村崇嘉選手です。
春先は強肩を活かし投手もこなしましたが、この日はショートを守っています。
三塁手にも挑戦し、どうやら将来を見越して野手に専念するようです。
日本ハムスカウトは、ショートとして守ることでプレーに幅が広がる。将来的には打てる二塁手になるかもしれない。」
さらに同スカウトは、「彼本人だけでなく、日本の野球界にとってもプラスになるコンバートだと思う。」と最大の評価をしていましたね。
東海大相模の注目選手:鵜沼魁斗
鵜沼魁斗 プロフィール
読み方:うぬま かいと
所属:東海大相模
身長/体重:175cm/74kg
ポジション:外野手
投打:右投右打
遠投100m、50m5.9秒、通算本塁打27本の3拍子そろったトップバッターです。
振り切るバッティングで左右に長打を飛ばします!
鵜沼選手は、セーフティバントも得意で、東海大相模のチームカラーの「アグレッシブ・ベースボール」の見本のような選手です。
守備では、俊足を活かし守備範囲が広く、正確なスローイングが評価されています。
大阪桐蔭野球部の戦力
西谷監督曰く「このチームは甲子園に飢えている。」と言います。
甲子園常連の大阪桐蔭にあって現メンバーで、甲子園を経験した選手はいません。
それだけに、甲子園で活躍したいと願う選手の意気込みが伝わってきます。
西野選手、仲三河選手といった打撃陣、藤江投手を筆頭に層の厚い投手陣とバランスのとれた好チームです。
秋の公式戦では、11試合で124得点をあげました。
チーム打率も4割を超え、全国的にも屈指の攻撃力を持ちます。
主戦の藤江投手は、MAX141キロの左腕でキレのいい球が魅力。
MAX146キロの大型左腕・松浦投手(2年)も台頭し、申原、関戸(2年)、竹中(2年)と素質のある投手が続きます。
ケガで秋の大会を欠場した正捕手・吉安の復帰も大きいですね!
東海大相模と大阪桐蔭、果たしてどちらが勝利を掴むか目が離せない好カードです。
大阪桐蔭の注目選手:西野力矢
西野力矢 プロフィール
読み方:にしの りきや
所属:大阪桐蔭
身長/体重:180cm/86kg
ポジション:三塁手
投打:右投右打
大阪桐蔭の誇る超高校級スラッガー・西野力矢選手。
「ごんちゃん」の愛称で、チームメイトから親しまれています。
愛らしい風貌にも注目が集まりますね!
通算本塁打も29(昨秋まで)を数え、昨秋には明石商の中森からホームランを打っています。
中学時代から注目され、南大阪ベースボールクラブでは、35本の本塁打を打っています。
初登場の甲子園では、どんな活躍をみせるか楽しみです。
大阪桐蔭の注目選手:仲三河優太
仲三河優太 プロフィール
読み方:なかみかわ ゆうた
所属:大阪桐蔭
身長/体重:178cm/80kg
ポジション:外野手
投打:右投左打
仲三河選手は、投打の二刀流でしたが肘のケガで野手に専念しています。
通算本塁打は9本と目立ちませんが、そのうち6本は秋に記録したもの。
丸(巨人)を彷彿させるフォームは広角に打て、パワーに将来性を感じます。
投手の練習も再開し、甲子園のマウンドを踏むこともあり得えるのでは?
大阪桐蔭の注目選手:藤江星河
藤江星河 プロフィール
読み方:ふじえ せいが
所属:大阪桐蔭
身長/体重:178cm/73kg
ポジション:投手
投打:左投左打
厚い投手陣のなかで、エース番号を背負うのが藤江星河投手。
長崎諫早ボーイズ時代には、日本代表に選出された経験あり。
球速はMAX141キロながらも、表示以上に威力を感じさせる球を放っています。
特に、右打者のひざ元に食い込むクロスファイヤーは抜群です。
決め球のチェンジアップと共に、高い評価があります。
甲子園センバツ交流試合では、藤江投手のピッチングに注目です。
甲子園交流試合2020の注目選手・注目カード まとめ
甲子園高校野球交流試合2020の注目カード・注目選手についてお伝えしました。
かなり厳選しましたが、他にも仙台育英vs倉敷商、白樺学園vs山梨学院も楽しみなカードです。
泣いて笑った32校の球児たちには、思い出に残る爽やかなプレーをしてくれることを望みます。