大崎高校野球部（長崎）メンバー2021出身中学一覧！注目選手・監督も

昨秋九州大会で優勝した大崎高校（長崎）。

人口5千人あまりの離島の高校・大崎高校野球部が、初のセンバツ甲子園出場を決めました。

県大会決勝で、長崎日大を皮切りに九州大会では明豊（大分）福岡大大濠（福岡）などの甲子園常連校を撃破して快挙を成し遂げました！

 

島民の願い「小さい島のでっかい夢、甲子園」を実現し、いざ選抜高校野球2021へ！

今回は、そのセンバツ・甲子園2021に出場する長崎県・大崎高校野球部メンバー2021の出身中学やシニア一覧表、注目選手・監督などについてお伝えします。

大崎高校野球部2021メンバーの出身中学・チーム一覧

長崎の大崎高校野球部が、センバツ高校野球（春の甲子園）2021に初出場します。

2021年度のベンチ入りメンバー（登録メンバー）出身中学・出身シニア一覧がこちら。

＝主将

大崎高校野球部2021の注目選手・展望

センバツ高校野球大会2021での活躍に期待がかかる大崎高校の注目選手をご紹介していきます。

大崎野球部2021の注目選手：坂本安司

大崎のエース№の坂本安司投手。

中学時代は、全国大会に出場。

中学軟式最速150キロ右腕の森木選手と、投手戦を繰り広げた事もある選手。

球速140キロと多彩な変化球、特にカットボールは打者に捉えさせません。

 

この秋の県大会・九州大会ともに決勝まで相手打線を抑え込みチームを甲子園に導いた立役者です。

坂本投手が最少失点で抑え込み、打線がチャンスを見て打線が援護、投打の信頼関係で甲子園でも旋風を巻き起こします。

 

大崎野球部2021の注目選手：勝本晴彦

続いての大崎高校野球部の注目選手は、長身細身の左腕・勝本晴彦投手。

中学時代は、軟式野球部出身で長崎選抜にも選出された新2年生投手。

九州大会決勝・大濠戦では先発完投でチームを勝利に導きました。

 

球速は最速132キロ。

178㎝の長身細身の1年生の体格を考えれば、伸びしろしかありません。

現時点での魅力は、制球力と安定したフォームで癖がなく出所に狂いがない変化球。

 

球速以上にキレがある直球を織り交ぜた投球術にあります。

九州の強豪を手玉にとった新2年生・勝本投手の躍動ぶりにも注目です。

 

大崎野球部2021の注目選手：調祐季

中学校の頃から坂本投手とバッテリーを組み支えてきた調祐季捕手。

捕手として守備面で支えるながら、秋の大会からは主軸として打撃でも坂本選手他、投手陣を支えています。

 

九州大会の決勝・福岡大大濠戦は2塁打・3塁打の大活躍の調選手。

均衡しはじめた試合の中で流れを掴むタイムリーも放っており、各試合の大事なところでチームを勢いづかせる役目を担っています。

センバツ高校野球2021でも打線の火付け役としての活躍が注目です。

 

大崎野球部2021の注目選手：田栗慶太郎

坂本投手・調捕手の後輩にあたる田栗慶太郎選手。

1年生ながらチームの中軸を担ってきています。

小・中においてU12・U15と侍ジャパンに選出された経験のある選手で、U12では救援投手としても活躍した田栗選手。

 

中学時代から打撃センスと俊足を生かし走攻守で活躍し、秋の大会でも活躍しました。

チームの中で一番大舞台の経験が多い、田栗選手。

甲子園という夢の舞台でそのベールを脱ぐことは間違いありません。

大崎高校野球部2021の監督

大崎高校野球部（長崎）を率いているのは、清水央彦監督（1971年生まれ）。

出身高校は、佐世保商で高校時代の甲子園の経験はありません

出身大学は、日本大学で卒業後は平戸高校で指導にあたってきました。

 

2001年、高校の先輩「吉田洸二氏（現山梨学院監督）に請われて北松南（現清峰）の部長兼コーチに就任。

清峰では、吉田監督・清水コーチのコンビで春夏4度の甲子園出場を果たしました。

2006年春に準優勝、2009年春には全国制覇を飾っています。

 

その後2009年、佐世保実業の監督に就任し2012、2013年と夏の甲子園に連続で出場！

2017年秋、外部コーチとして大崎高校に赴任し、2018年春から正式に大崎高校野球部の監督に就任しています。

 

清水央彦監督のご紹介では、2つの不祥事に触れなけねばなりません。

2008年夏、清峰高校で吉田監督の勇退に伴い監督に就任しますが、部外生徒が野球部品を粗末に扱ったということで、その生徒を殴ってしまい高野連から謹慎処分を受けました。

 

従ってセンバツ優勝時には同行していません。

2度目の不祥事は2013年10月佐世保実業で、1年生部員の退部願いに引退した3年生部員に「殴ってでも引き留めろ」と指示しました。

その1年生部員は顔を殴られ重傷を負ったのです。

 

しかも、「練習中にボールが当たった」と虚偽報告していたのです。

高野連からは、無期限の謹慎処分が出されました。

 

清水央彦監督はこれに「何とかしろとは言ったが『殴れ』とは言っていない。被害部員と母親が『公にしないでくれと』言ってきたのでこれを受け入れた。」

と不服を申し立てしました。

処分が解除されたのは2016年3月でした。

 

暴力はもちろんよくありませんが、どちらの不祥事からも清水央彦監督の野球に対する並々ならぬ情熱が伝わってきます。

ですが、やはりその情熱の出し方が悪い方向へいきましたね。

 

解除後の大崎高校に赴任した2017年秋には、部員が5人しかいませんでした。

3年あまりで、センバツ出場まで果たしたのは正に奇跡というしかありません。

その間も2019年秋県大会優勝、2020年夏独自大会優勝を成し遂げています。

 

短期間での飛躍には、とことん妥協しない厳しい練習があります。

それでも、県内各地から清水央彦監督を慕って生徒が集まってきます。

そんな厳しい練習を日々重ねてきたからこそ、大崎高校野球部の活躍を期待したいですね。

大崎高校野球部2021のチーム特徴・展望

長崎県大会・九州大会を制し選抜初出場を決めた大崎高校。

長崎といえば、海星や清峰・佐世保実業など高校野球ファンも馴染みのある高校が多い県ですが・・。

長崎・大崎高校野球部はとてつもない早さでチームを立て直し、甲子園出場を決めたチームと言えます。

 

小さな離島で、全校生徒わずか114名ほどの高校で現野球部員は1.2年生で29名。

多くの甲子園出場校が硬式出身が占める中、大崎高校の登録18名のうち硬式出身はわずか4名。

しかも、2017年は部員5名で廃部の危機にあった高校でした。

 

その翌年、清峰でコーチ・佐世保実業で監督に導いた経験のある清水監督が着任した事で、県内の野球少年が集まりだし、廃部の危機を乗り越えます。

ここまでのストーリーはたまには目にしますが、そこからわずか3年で圧倒的な強さで甲子園へ出場です。

 

学校自体をを島民全員が愛してくれている事から、学校・監督・選手の小さな島への恩返しの気持ちの強さがより力を引き出しているのかもしれませんね。

大崎高校野球部の注目選手をご紹介しましたが、全選手に注目したいところです。

大崎高校野球部メンバー2021 注目選手・監督 まとめ

春のセンバツ高校野球2021に、初出場を果たす大崎高校野球部メンバーについてお伝えしました。

春のセンバツ甲子園2021では、全国でも特に注目度が高い長崎・大崎高校野球部。

それほど大崎高校の快挙は、目を見張るものがあります。

 

センバツ高校野球202では、大会3日目に奇しくも九州大会の決勝の相手、福岡大大濠と対戦！

因縁の対戦だけに、激戦が繰り広げられそうですね。