びわ湖毎日マラソン2020が、3月8日に開催されますね。
このびわ湖毎日マラソン2020が、東京五輪マラソン日本代表(男子)の最終レース。
いよいよ、東京五輪への最後の切符を手にするランナーが決まります!
いったい、どんなドラマが生み出されるのか楽しみです。
そこで、今回はびわ湖毎日マラソン2020の注目選手とともに、優勝予想と展望・招待選手一覧も伝えします。
Contents
びわ湖毎日マラソン2020の注目選手
東京オリンピック出場がかかったびわ湖毎日マラソン2020。
琵琶湖毎日マラソンの注目選手は誰なのか、早速みていきましょう。
注目選手:川内優輝/あいおいニッセイ同和損保
ご存じの人が多いと思いますが、「鉄人」こと川内優輝選手。
びわ湖毎日マラソン2020の出場選手の中では、自己ベストが最も速い2時間8分14秒。
川内選手に関してはレース本数がとにかく多いので、タイミングが非常に重要になってきます。
どのレースにピークをあわせるというような調整はできません。
その為、レースを繰りかえす中で良いタイミング状態・良い走りを組み合わせられるかどうか。
走ってみなければわからないという点は非常に大きい選手ですが、逆にある程度の予想もしやすいとは思います。
現状、川内選手が大迫選手が持つ日本記録(2時間5分29秒)を更新するのは非常に厳しいのは確か。
ここ最近、あまり調子を上げ切れてないですがどんな走りを見せてくれるのか。
川内選手が日本新記録を出すような事があれば、非常に盛り上がる事は間違いがありません。
注目選手:大塚祥平/九電工
MGCでは、大迫選手に次ぐ4位という結果を出しています。
駒澤大学出身で、在学中は毎年箱根駅伝に出場。
4年生の時に山登りの5区で区間賞も獲得している選手です。
自己ベストは、2時間10分12秒と・・大迫傑選手の持つ2時間5分29秒を突破するのは厳しい状況ですが・・。
年齢的にもまだまだ伸び盛りなので、そのレース展開に注目です!
注目選手:鈴木健吾/富士通
MGCでも、中盤まで良い走りをしていた鈴木選手。
学生時代には箱根駅伝エース区間2区で、当時歴代8位となる好タイムで区間賞を獲得した実力者です。
スピード・高い実力ともにある選手ですので、今回MGCファイナルチャレンジで代表の座を獲得できなかったとしても・・。
今後日本男子長距離界では、重要な選手の一人となってくる可能性はあります。
ちなみに、鈴木健吾選手の自己ベストは2時間10分21秒。
MGCファイナルチャレンジ設定記録となるのは、大迫選手が東京マラソンでだした日本記録2時間5分29秒ということで非常に厳しい状況。
ですが、鈴木選手の実力があればうまくハマれば、日本記録に肉薄するような記録を出す事は可能だと思います。
いかに中盤までに力を使いきらないで、後半勝負できるかが鍵となるでしょう。
注目選手:山本浩之/コニカミノルタ
東洋大出身の実力者ベテランランナー山本浩之選手。
駅伝やマラソン等のロードでの実績も十分で、クセ者ランナーの一人です。
粘り強い走りができる選手で、33歳という年齢になっても衰えは感じる事はありません。
また、実力も申し分ないランナーといえるでしょう。
MGCの出場権を手にした同レースは、相性も良いと思われます。
東京オリンピック日本代表の最後の一枠を手にするべく、思い切ったレースにでてくるか?!
コニカミノルタ・山本選手の粘り強さのある走りに注目しましょう。
東京五輪マラソン男子日本代表選考の展望
東京五輪マラソン日本代表は、MGC1位・2位ですでに2名は決まっています。
すでにマラソン男子代表に決まっているのがこちらの2名。
- MGC1位:中村匠吾/富士通
- MGC2位:服部勇馬/トヨタ自動車
そして、最後の1枠がMGCシリーズに置いて設定記録を上回った最速の選手。
設定記録を上回る選手がいなければ、MGC3位の大迫傑選手が内定ということでした。
ですが、そのMGC3位の大迫選手が東京マラソン2020に出場し、自らの日本記録を更新。
MGC設定記録を、2時間5分50秒から2時間5分29秒へと引き上げました。
もともと、男子の設定記録突破は厳しいとされていましたが、大迫選手自らが東京五輪への切符を手繰り寄せるべく日本記録更新。
正直なところ、琵琶湖毎日マラソン大会でこの日本記録を突破するのはかなり厳しい。
自己ベストが最速の川内選手でさえも、自己ベストを2分46秒も縮める必要があります。
マラソンでこれだけのタイムを縮めるのは、厳しいですね。
びわ湖毎日マラソンは、高低差が少なく一見好タイムが出そうに思われますが、風の煽りを受けやすくタイムが出にくいです。
びわ湖毎日マラソンで設定記録突破がないとは言い切れませんが、大迫傑選手の東京五輪内定が濃厚といえます。
びわ湖毎日マラソン2020の優勝予想・展望
では、琵琶湖毎日マラソン2020の優勝予想・展望を示したいと思います。
優勝争いですが、基本的には外国人選手の優勝争いになると思われます。
実力のある外国人招待選手も多く、外国人中心のレース展開になるでしょう。
その中でもエバンス・チェベト選手、フィレックス・キプロティチ選手あたりの優勝争いになるのではないでしょうか?
ここに日本人選手が絡む事ができれば、非常に面白い展開になると思われます。
特に、荻野選手、大塚選手、鈴木選手、山本選手あたりは必ず前の方で勝負する展開になるのでは?
ダークホースとしては、荻野選手のレース展開が楽しみです。
ただ、優勝候補の本命はエバンス・チェベト選手だと思います。
びわ湖毎日マラソン2020の招待選手一覧
びわ湖毎日マラソン2020の招待選手・自己ベストががこちらになります。
びわ湖毎日マラソン2020の海外招待選手一覧
番号 | 選手名 | 所属 | 自己ベスト |
---|---|---|---|
1 | エバンス・チェベト | ケニア | 2:05:00 |
2 | フィレックス・ケモンゲス | ウガンダ | 2:05:12 |
3 | フィレックス・キプロティチ | ケニア | 2:05:33 |
4 | サムエル・ドゥング | ケニア | 2:06:02 |
5 | アブディ・ナジーイ | オランダ | 2:06:17 |
6 | スティーブン・モコカ | 南アフリカ | 2:07:40 |
7 | サラエディーン・ブナスル | モロッコ | 2:07:52 |
8 | アルフォンス・フェリックス・シンブ | タンザニア | 2:08:27 |
9 | ダーリス・アヤラ | パラグアイ | 2:10:27 |
びわ湖毎日マラソン2020の国内招待選手一覧
番号 | 選手名 | 所属 | 自己ベスト |
---|---|---|---|
31 | マチャリア ・ディラング |
愛知製鋼 ケニア |
2:07:53 |
32 | ゼーン ・ロバートソン |
スズキ浜松AC ニュージーランド |
2:08:19 |
33 | 川内優輝 | あいおいニッセイ同和損保 | 2:08:14 |
34 | マイケル・ギザエ | スズキ浜松AC ケニア |
2:09:21 |
35 | 荻野皓平 | 富士通 | 2:09:36 |
36 | 大塚祥平 | 九電工 | 2:10:12 |
37 | 野口拓也 | コニカミノルタ | 2:08:59 |
38 | 鈴木健吾 | 富士通 | 2:10:21 |
39 | 山本浩之 | コニカミノルタ | 2:09:12 |
びわ湖毎日マラソン2020の注目選手・優勝予想 まとめ
びわ湖毎日マラソン2020の注目選手・優勝予想、そして展望を示しました。
いよいよ東京五輪マラソン男子日本代表も、最終決戦。
びわ湖毎日マラソン2020の結果をもって、最後の1枠の争いに終止符が打たれます。
現時点で、東京五輪出場の最後の切符に一番近いのが日本新記録を更新した大迫選手。
大迫選手を上回り日本新記録の樹立はありうるのか、当日のレース展開に注目です。