昨秋の北信越大会準優勝の上田西野球部が、春のセンバツ初出場を決めました。
長野勢としては、6年ぶりの春の甲子園です。
北信越大会では星稜や日本航空石川と、ここ数年北信越を制圧してきた石川勢を破っての快進撃!
全出場校中トップの公式戦打率の強打線を引っ提げて、センバツ高校野球2021臨みます。
そんな上田西高校野球部のセンバツ2021ベンチ入りメンバー出身中学やシニア、期待の注目選手・監督などについてお伝えします。
Contents
上田西高校野球部2021メンバーの出身中学・チーム一覧
春のセンバツ高校野球(甲子園)への初出場を決めた上田西高校野球部。
その春のセンバツ・甲子園2021登録メンバー(ベンチ入りメンバ)の出身中学・出身シニアがこちら!
以下の出身中学・出身シニアの表は左右にスライドできます。
背番号 | 選手名 | 守備 投打 |
出身中学 出身チーム |
出身地 |
---|---|---|---|---|
1 | 山口謙作(3) | 投手 左/左 |
小田原市立泉中 小田原足柄リトルシニア |
神奈川 |
2 | 小川隼弥(2) | 捕手 右/右 |
伊那市立春富中 | 長野 |
3 | 杉浦琉生(3) | 内野手 右/右 |
坂城町立坂城中 千曲ボーイズ |
長野 |
4 | 飛鳥井洸(3) | 内野手 右/右 |
秦野市立鶴巻中 伊勢原リトルシニア |
神奈川 |
5 | 藤牧虹凱(3) | 内野手 右/右 |
佐久市立東中 佐久リトルシニア |
長野 |
6 | 柳澤樹(3) |
内野手 右/左 |
上田市立丸子中 | 長野 |
7 | 大藪知隼(2) | 外野手 右/左 |
上田市立丸子中 上田南リトルシニア |
長野 |
8 | 笹原操希(3) | 外野手 右/右 |
長野市立裾花中 長野南リトルシニア |
長野 |
9 | 梅香拓海(3) | 外野手 左/左 |
佐久市立臼田中 小諸リトルシニア |
長野 |
10 | 堀内琢斗(3) | 投手 右/左 |
青木村立青木中 上田南リトルシニア |
長野 |
11 | 松村龍我(3) | 投手 右/右 |
飯田市立高陵中 | 長野 |
12 | 石川智勝(3) | 捕手 右/右 |
一宮市立南部中 岐阜リトルシニア |
愛知 |
13 | ベイグダナ(3) | 右/右 | 松代中 | 長野 |
14 | 土岐栞太(3) | 内野手 右/右 |
大磯市立国府中 小田原足柄リトルシニア |
神奈川 |
15 | 青木明憲(3) | 外野手 右/右 |
松本市立波田中 松本西リトルシニア |
長野 |
16 | 花岡瑠伊(3) | 外野手 右/左 |
佐久市立望月中 上田南リトルシニア |
長野 |
17 | 片平紫温(3) | 投手 右/右 |
上田市立丸子北中 | 長野 |
18 | 髙梨匠(2) | 投手 左/左 |
北区立浮間中 板橋リトルシニア |
長野 |
上田西高校野球部2021の注目選手・展望
センバツ春の甲子園初出場の上田西野球部2021の登録メンバーの中より、注目選手をご紹介します。
上田西野球部2021の注目選手:笹原操希
走攻守三拍子そろったプロ注目の笹原操希選手。
旧チームでは4、番を打っていましたが新チームでは積極性、対応力の高さを見込まれてリードオフマンを務めます。
県大会4試合では、いずれも第1打席に安打を放ち、ホームに生還してチームを活気づけました。
通算本塁打も、24本を数え長打力も兼ね備えています。
また守備でも再三のダイビングキャッチや素早い返球でピンチを救っています。
上田西野球部2021の注目選手:柳沢樹
「信濃のイチロー」と称されるミート力が魅力の柳沢樹選手。
監督からは「昨年の高寺望夢(阪神ドラフト7位)より打撃センスがある。」と評されています。
実際、昨秋の公式戦では打率0.596(52打数31安打)17打点をマークして北信越大会準優勝に大きく貢献しました。
柳沢選手は、緩い内野ゴロも安打にする俊足も注目です。
通算本塁打8本と、長打力もあります。
上田西野球部2021の注目選手山口謙作
上田西の屋台骨を支える左腕・山口謙作投手。
MAX137キロの直球とスライダー、チェンジアップを低めに集めてコンビネーションで打ち取っていきます。
マウンド上では、落ち着きがあり制球力も安定しています。
しかし、新チームスタート時は不調で10番をつけていました。
県3回戦小諸商戦から本来の投球に戻り、以後エースに君臨しています。
北信越大会初戦の福井商戦では、5回11奪三振1失点の快投を見せました。
11三振のうち10個は空振りで、センバツ高校野球2021での力投に注目です。
上田西野球部2021の注目選手:杉浦琉生
強力打線のポイントゲッターを務める長距離砲・杉浦琉生選手。
180cm83kgの堂々たる体格で風格がある選手。
県大会序盤は不調でしたが、監督とのマンツーマンでの特訓で体の開きを抑えるフォームにしてから打撃が向上しました。
県大会準決勝以降のすべての試合で安打を放ち、主軸の面目を保ちました。
公式戦でのホームランがないので、甲子園で第1号を記録したいと意気込んでいます。
上田西野球部2021の注目選手:梅津拓海
上田西野球部でチーム1の俊足の持ち主・梅津拓海投手。
1年秋から、スタメンに名を連ね小技と出塁率に定評があります。
盗塁には絶対の自信を持っており「公式戦ではまだアウトになっていない。」と豪語しています。
阪神の近本光司選手を目標にしていて、守備でも強肩と俊足で広い守備範囲を誇ります。
学業も優秀で「特編クラス」に属し、副主将としてもチームをまとめる上田西野球部の注目選手。
上田西高校野球部2021の監督
上田西高校野球部を率いるのは、吉崎琢朗監督(1982年生まれ)です。
吉崎監督の出身高校は、佐久長聖で高校時代はエースで4番!
ですが、甲子園の出場はありませんでした。
大学は、大東文化大に進み、大学卒業後は社会人野球「一光」でプレーしています。
その後、スポーツ用品メーカーに勤務し大東文化大のコーチを経験。
通信教育で教員免許を取得して2013年・上田西のコーチに就き、2019年12月より上田西高校野球部の監督に就任しました。
吉崎琢朗監督の指導方針は「全員野球」です。
「チームが目標に向かってひとつになることが大事だ」と教えています。
また新3年生全員に何らかの役職を与えて部を活性化させています。
「これから社会に出ていく上で団体活動において、組織を成り立たせるために個人の責任を感じてほしい。」と、野球を通じて社会教育を学ばせています。
上田西高校野球部2021のチーム特徴・展望
初のセンバツを決めた上田西野球部は、夏2回(2013年1回戦敗退、2015年2回戦敗退)出場しています。
校名は公立高校のようですが、上田西は私立高校です。
部員も、他県からの選手が半分ちかくいます。
上田西野球部の今チームは、伝統の機動力に打力が加わった攻撃型のチームです。
センバツ出場校のうち唯一のチーム打率4割越えを誇ります。
昨年からのレギュラーが4人残り、チームを牽引しています。
県秋3連覇こそ逃したものの、強力な打力で北信越大会準優勝を勝ち取りました。
投手陣は、エース左腕山口謙作に安定感がありますが、2番手以降の投手の成長を期待したいところです。
課題は、県決勝戦で4失策したように守備面でしょうか。
上田西高校野球部メンバー2021 出身中学・監督 まとめ
春のセンバツ高校野球2021に初出場の上田西高校野球部メンバーについて、お伝えしました。
上田西をご紹介してまいりました。
上田西は、大会4日目・広島新庄と対戦します。
今センバツ2021出場チームで、トップの打率を誇る上田西が好投手を2枚を擁する広島新庄。
打の上田西か、投の広島新庄かどちらに軍配が上がるのか楽しみです。