夏の高校野球2019で、早速番狂わせが起きています。
愛知県大会の優勝候補として、多くの人が甲子園出場を期待していた東邦。
その東邦が星城に敗れ、まさかの2回戦敗退となり衝撃を与えました。
しかも、その試合内容がコールド負け。
優勝候補の東邦は、なぜ負けたのか?
そこで、今回は夏の高校野球2019愛知県大会で、東邦が2回戦敗退となった理由(敗因)を考えてみました!
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夏の高校野球2019愛知県大会で東邦が2回戦敗退
7月13日の高校野球愛知県大会で、番狂わせともいえることが起きました。
センバツの王者東邦が、2回戦で星城にあたっていましたが・・・
3-10でのコールド負けとなり、東邦が2回戦敗退に終わりましたね。
選抜で優勝した東邦だけに、その試合結果には驚いた方も多いでしょう。
東邦が、3回表に先に3点をとるなど出足は悪くなかった。
ですが、その後の星城が石川選手に本塁打を2本浴びせ、その後も連打が続いきました。
結局、星城は13安打奪い、3失点した後は上手く東邦打線を支配していましたね。
星城は、前評判がよかったもののそこまで強豪の印象がなかった人も多いでしょう。
当サイトのベスト4予想にも、名が挙がっていなかった高校です。
いったい優勝候補ともいわれた東邦に何が起きたのか、二回戦敗退の敗因も考察してみました。
夏の高校野球2019 愛知県大会 東邦の敗因は?
愛知県大会で巻き起こった番狂わせ。
東邦の敗因を考えてみました。
石川昂弥選手が野手に専念
センバツの優勝投手・石川昂弥選手が、その後野手に回っていたことも一つの敗因では?
練習試合などでも登板することなく、夏の愛知県大会で久々の登板。
公式戦で投手として永らく投げていなかったため、試合感覚を掴みにくかったことも大きいでしょう。
センバツで優勝して燃え尽き症候群・ノーシード
東邦は、春の選抜高校野球で優勝しました。
それだけに、夏も期待されていたのですが・・・。
この春の選抜のあとの春季も、初戦敗退しているんですよね。
選抜で優勝したがゆえに、燃え尽き症候群だったのではとも考えられます。
さらに、選抜を制したことで注目度があがったことも選手のプレッシャーとなっていたでしょう。
春季では、王者らしい流れもなく初戦敗退・・自信を無くすような発言もみられました。
当時石川選手が発した言葉がこちら▼
「守備からリズムを作れず、最後まで響いた。自分たちの力は、こんなものだと感じた」うに語りました。
選抜優勝後、うまく自分達らしい試合運びができなくなっていたようですね。
そして、春季大会で初戦敗退となりノーシードとなったことも、夏の高校野球愛知県大会の東邦敗退の理由として考えられます。
星城と東邦の立場の違い
王者のプレッシャーがある東邦。
それに対し、星城も王者東邦を相手にする緊張があったかもしれません。
ですが、その気持ちの持ち方には大きな違いがあったとみられます。
星城の平林監督は、思いっきりバッドを振っていくように指示していた。
王者を相手にするんだから、思い切っていけ!という指示、この指示こそが功を奏しました。
選手も、これを徹底してひるむことなく振りにいっていましたよね。
とはいえ、打撃力もある東邦に対し星城の投手・石黒選手もプレッシャーは大きかったでしょう。
「ホームランは考えすぎずにきた球を振った結果。東邦はどのバッターも怖くて、どこに投げても打たれるような気がした。でも、それぞれのバッターに苦手な球種があると思い、そこをつく投球ができた」
どこに投げても・・という点が、そのプレッシャーを表しています。
ですが、石黒佑弥投手が冷静に弱点を狙ったのが素晴らしかったですね。
東邦を破った星城先発石黒佑弥
最速146㌔。躍動感のある
フォームで投込むボールは、切れがある。 pic.twitter.com/q8ZIa5Nr7r— 加藤博幸 (@fyU30PYQoupl9mE) 2019年7月14日
現に、東邦打線を打たせて取る見事なピッチングで抑えていました。
逆に、東邦の石川昂弥投手は慎重になりすぎて堅くなった。
持ち味の剛速球が投げ切れなかったのが大きいでしょう。
変化球メインとなり、甘いコースになった球も多く結果的に多くの安打を与えてしまいましたね。
王者ゆえのプレッシャーがあった東邦と、王者に挑戦する側の星城の気持ちは同じ緊張やプレッシャーでも違いがあったと考えられます。
東邦が分析されていた
強豪校ほど、各校から分析されるものですよね。
東邦は、選抜高校野球で優勝しましたから、どの高校も何度も東邦の試合動画を見て研究しているはず。
どのスポーツでもそうですが、一度優勝するとその後勝ち続けるのが大変。
それだけ、各校が分析し弱点を見つけてきます。
星城の石黒佑弥投手も、分析していたからこそ弱点を突けたのでしょう。
夏の高校野球2019 東邦の2回戦敗退・その敗因 まとめ
多くの人が「高校野球 夏の愛知県大会2019」の優勝候補とみていた東邦のまさかの敗退。
なぜ王者ともいわれた東邦が2回戦敗退に終わったのか、考察してみました。
公式での登板が空いていた・王者のプレッシャーも大きかったでしょうね。
高校野球では、波乱があるものですが東邦の敗退は衝撃でしたが、星城の石黒選手が良いピッチングをしたのは間違いないですね。
東邦の選手も落胆しているでしょうが、これをバネにまた這い上がってほしいものです。
そして、勝った星城は王者に勝ったことで勢いに乗る気がしますね。
このまま勝ち進み、星城が愛知県代表を勝ち取るのか?!
今後の夏の高校野球愛知県大会から目が離せません。